あの日のこと。


 とても、ちいさかった わたしは、

  あの日わが目を疑った。

   

あの広々とした机の上に、

開かれっぱなしの本。


誰かによって

うごかされた配置の“茶色の足長イス”、



 壁に設置させられた木で作られた本棚脇に

  数冊、立てかけられていたのか

    うつくしく倒れている

     2・3冊の本。

 

 

       ◇