おはようございます。
連日朝から、
本の話でげんなりされる方には
申し訳ありません。
もしかすると、
だれかさんにとって ◇は、
古代エジプトの壁画のように、
車のナンバープレートに横向きに並んだ、
数の子たちの、
話を待っているのかもしれません。
ひょっとして
どなたかさんからすると、
水道管にペイントされている、
数の子とアルファベットと、下に一本引かれた
組み合わせの、関係性について
聞きたいのかもしれません。
だけども、
アルファベットと数の子だけに特化して
記事を書いていくことは、◇がキツイです。
私事ですが、毎日◇に会いに来てくれては
たくさんの話をするだけして帰る彼らですから、
ブログまで、
そのことでいっぱいにしたくないのです。
もちろん、
彼らのことは好きです。
邪推がなく、純粋で、疑いを知らない。
いい子たち、です。
◇のこの視界は、
なににでも、反応するのか、
1つの記事に収めるのに、
書き出せることが多すぎて、
自分でどうしていくべきか
よく考えるくらいです。
自分にとって、より良い生活を送るには?
と問いかけるのと
同じような頻度で、
人に伝えるのに、より正確で、
合った言い方・書き方にするには、
何が最善か?
と、
考えます。
もし◇のことを多重視界という人がいたとしたら、
実に的を得ていて、正解に近い言い方の1つです。
これまで◇は、
音を聴いて目の前を映像が流れる、
タイプとは言ってきたものの、
今まで
“物に呼ばれる”ということも沢山ありました。
そのうちの1つが、
当時◇が、さみしい時をすごしていた中学生の頃、
在学中によく話しかけてくれた
木工所の古びた机は、夏休みに
紙鑢で磨かれることを、首を長くして待っていました。
教室からとても近かったので、
委員でもない限り近づかなくてもいいのに、
その机に、「あなたちょっと、話せるかな?」と呼ばれると、
うれしくて、“外の眺めを見に来た学生”を装い、
変わった机の相手をしたものです。
物は通常、しゃべらない。意思・感情・心は、ないと
されているみたいですが、勿論そんなことはなく、
家の襖に「スリッパを出してきてくれる?」と言われたり、
古い鏡に「おめかしして、どこかへ行きたいの。
小豆のカキ氷が食べたいわ。」
とも
言われます。
畳の部屋に立てかけてある
お琴に、
「外の景色はどお?」と聴かれ、
「4月以降9月・10月にかけて、涼めたものじゃない。」と
答えると、
おべべを光らせながら、
シャカシャカ笑います。
こういう話も興味のある人と、そうでない人に
明確にわかれるでしょう。
みなさんの意思は自由です。
感想だって、誰に向かって何を述べてもいい。
ただ、ブログは公衆の場です。
マナーは守りましょう。
モラルに欠ける言動は慎み、
1人の人間としての判断をするべきです。
誰が言わずとも、今日明日書いた記事は
来週になれば過去のものとなり、
新しいものが上に来れば
いつか読んでみたけど
自分とは合わなかった記事を読まずに済みます。
◇はわざわざテーマ別にしていますから、
物と対話や、
たまにするファッション関連の話にまったく興味がなく、
数とアルファベットの生活を読みたい方は、
テーマの中からあなたのニーズに合うものを
探して、みて、ください。
そうすれば
他のものを読んで、全く関心がないからといって
興ざめすることもないでしょう。
少なくとも◇にとっては、自分の視界を伝えるうえで
どれもこれも大切な話です。
ただ そのどれもが、
常に通過点なのです。
なんだか、説教くさい話になってしまいましたね。
しかも、本についての話題を何一つしていません。
でも、ここから先は違います。
お待たせしました。
◇が 小説に限らず、専門書や縦書きの文章と
対峙しているとき、一体どこに居るのか?ですが、
常日頃。色々を受け取り、それに疲れると
本の中にいます。
正確には、内容に入ってしまう一歩手前です。
説明し忘れていました文章のカーテン とは、
自分にとっての縦文章の説明を省略するために
視たままを当てはめた
言葉です。
本の中で◇は、
文章のカーテン の下を一直線に歩いています。
周りに何があるのかといえば、そこは本にも・自分にもない
空間です。
色がほしければ付けてもいいと思いますが、
それも面倒な◇は、いちいちアクションを起こさないように
フラットな気持ちで歩いています。
道がなくなるときは、見上げます。
文章が切れている・・・。
行き止まりで次のページ・・・。
そろそろ本から出たいな、と思ったときは、
歩く途中にある、頁の布を手繰り寄せます。
すると、ページ番号として、本の中で
誇らしげに役目を果たしていた数が、
バイクのハンドルを切るように
こっちへやってきて、不満顔で言います。
「もう出るの?」
「この頁がきらい?・・・僕たちが、・・・きらい?」
と、
最後のほうは小さく聞こえます。
◇は、だれのことも嫌いではないので、
『自分と向き合うために、そろそろ出ないと。』と
言って、数の背に乗ります。
すっきりしない表情のペアの数が、
「僕らの頁から出たこと、ないしょだよ。」と忠告して、
安全に元の生活に戻してくれます。
そうこうしているとき、文章の言葉は無視しているので、
音も内容も耳に入ってくることはありません。
◇はただ、黙々と、心を通わせながら、
文章のカーテンの真下を、歩いてゆくのです。
この2・3日、縦文章の場合の話をしていますが、
横文章の場合はどうなるか?
知りたい方のために、また明日続きをいたしましょう。
ゆっくり、あせらず、のんびりと・・・。
いってらっしゃい。
◇