こんにちは。
今年2月。
伯父と伯母が、大きな赤いトマトと
イトコを連れて、
◇が幼い頃、
ドイツだと思っていた場所から
車でやってきました。
ある晩のこと。
伯父と伯母が、◇の目の前で
横向きになって、話し合いを始めました。
2人はあることについて、
半ば討論になり、
◇はその行方を追っていました。
途中から話の流れについていけなくなった◇は、
2人の顔の周りを剛速球で飛び交うものに、
目が釘付けになりました。
真剣な話し合いをよそに、かなりハラハラしました。
◇との間に、広いテーブルがあって、良かったです。
◇は、なにを 視たのでしょう?
伯母は、伯父を説得させるために、ある方法を述べ、
伯父は、その方法に対して、もっと良いやり方があるのではないか。
と
◆よりも◆◆。◆◆よりも、◆◆◆・・・。と
言葉を変えただけで、あたかも別の角度から方法を
打ち出しているような言い方をしていました。
今となってはどんな内容だったのかも、さっぱり憶えていません。
ただ◇について、話してくれていたような・・・なんだったでしょうか。
なのに◇は、全く関係のないところで1人で、
色々な感情を味わっていました。
◇と同じような能力、あるいは視界を持っていらっしゃる方が、
世界のどこかにいたら、是非 Face bookしてみたいですね。
同じ視界を共有してみたい。
一体・・・。なにが、飛び交っていたのでしょう??
2人が話す、話の内容とかけ離れていたことから、
とても切り出しにくかったので、後日。
自分が視ていたものを完結に伯母に話しました。
『そんなことまで視えるの?』
伯母は口に手を当てて、だまりました。
『うん。ハッキリ視えた。
真剣に話し合っていてくれている最中に、わるいけれど
伯母ちゃまが、伯父様を説得しようとしている とき、
伯父様は、伯母ちゃまがしゃべっった文章を
理解しようとして、猛烈に左回転させながら、考えていらした。
反対に、
伯父様が、伯母ちゃまに説得を試みているときは、同じように、
伯母ちゃまのお顔の周りを、通常運転(速度ゆっくり)で
1文字1文字、文章として連なった音と※言葉が、
隙間なく、くっついて左回転していた。
2人の討論が激しくなったとき、
『それは違うよ。』
『そうかしら、もっとこうしたほうがいいんじゃない?』
等の
急に発する言葉が速度を上げて、出て行って行っているときは、
正直こわかったし、2人の会話が対立しそうになると、
ぶつかり合いかけて、上手くエンジンが切られるように
立体に飛び交っている文字は、壁にぶつかって落ちていった。』
2人が会話している最中。
◇が視ていたのは、
一文字一文字が連なった、
SL機関車のように轟音を立て走る文字の集合体でした。
ひっきりなしに、轟ー轟、轟ー々ー、いいながら、
伯母の場合は、
顎の周りを 討論にしては ゆっくり左回転し、
また理解を急いでいた
伯父の場合は、
鼻と口の間を、通常より巨大化した文章が
剛速球で、左回転していました。
◇が会話中に、
“ 1文字1文字、文章として連なった音と※言葉 ”で
書いた ※言葉の説明ですが。
使用している携帯電話の辞書によると、
ことば[言葉・辞・詞]
①人間の言語。医師・思想・感情などを表現するもの。
広くは、文字によるものもいう。
とのこと。
文字は、字として書かれたものですね。
筆跡など。
書かれなくても、話を聞いていれば、口から
文字の集合体が、音レベルでの
文章になって連なっていくということ位は
当然のことで、誰でも分かると思います。
ただ視えるかどうかは、別の話です。
◇には、そういう風に視えました。
久々の長文にお付き合いくださり、
有難うございます。
◇