今のご時世では高卒では学歴に博が付かないから大学まで進学する人は多いと思う。
家庭に余裕がなければ奨学金制度を使って大学に進学する人も多いと思うよ。

奨学金…利息は低く在学中ならば無利息なものが多い。
しかしね…奨学金と言っても言い方は違うだけで要するに借金をして学校に通う訳だよな。
利息が低くても額がデカければ当たり前だけども返済するお金もデカくなる。

だから奨学金を借りてまで進学するという事は、自分への先行投資と同じ意味を持つんだよな。
投資をする…それはもちろん投資した金額に見合うだけの回収率が高くないと意味がない。

ある意味、そこで自分の将来性を考える必要が出てくる訳だ。

専門学校、短大、四年制の大学…

何となく進学するか…
好きだから進学するか…

例えば
理系、法学部、医学部…
これは専門知識を学ぶ事で資格を取ったり専門スキルは卒業後もお金になるから、
高い授業料を奨学金で借りても返済は容易になるだろうね。
優秀であれば自らが学んだ知識を使って起業する事も可能だからね。
文系はマルチスキルだと思うから、
これも奨学金の回収率高いだろうね。

体育系はプロスポーツ選手という区切りでいうと短命だし長いスパンで考えると将来性は期待出来ない。
スポーツは娯楽だからね。
人は娯楽にはお金を使うけどもスポーツの世界で食っていくとなるとトーナメント参加して賞金で食っていくかスポンサーを見つけて来て広告費で生活していく事になる。
遠征、身体のメンテナンス、トレーニング費用…支出の方が多くなるから将来性を考えると奨学金を借りてまで進学するのはどうかな…って思うね。
大会での成績が優秀で学校から特待生で奨学金免除とかであれば良いかも知れないけど…

音楽科はプロの演奏者になるのが目標かも知れないけど…ジャンルによるよね。
家庭が裕福ならば良いかも知れないけど学費が高いでしょう。
しかもプロとして食べていくにはコンサートでもアルバムでも売れてスポンサーが付いたりで大会で優勝しないと意味がない。
就職と言っても学校の音楽の先生か、
音楽教室の講師位かな…
先行投資の奨学金は高いけど卒業後の回収率はめちゃくちゃ低い。

将来の回収率が低い学科に進学するならば、
奨学金は積まない方が絶対に良い。

500万以上積んだら返済は地獄だと思っていた方がいいだろうな。

前にいた会社に新卒の社員がいたけれども、
職場がブラックで結構人が辞めていったのに、
奨学金の返済があるから辞めたくても辞めれないって嘆いていたね…

例えば車を普通にローンで買っても返済は楽って訳ではない。
それでも200万でも返済は大変です。
だけど奨学金だから利息もないし返済期間も長いからと言って長い間返済し続けるのは苦しいよ。
だから親は学資保険とかで積み立てて上げて、
子供は先の事を考えて身の丈にあった学校を選ぶべきだと思うよ。
好きな事はどこでだってその気になれば学べるからね。
30才スパンで進学は考えるようにした方が良いと思うね。