今から50年後…100年後…それから先の未来。

日本は今の民主主義と資本主義社会にかなり苦しめられる事になると俺ははっきりと断言出来るよ。

これには理由がある。
民主主義の落とし穴というか弱点があるからです。
民主主義社会では国を運用する国政は選挙で決めます。
選挙で国の方針を決めるリーダーと政権を決める訳です。
では選挙で投票する国民はどんなリーダーを選ぶでしょうか?
それは世の中…というよりも今の自分達の生活や暮らしが自由で豊かにしてくれると約束した政党やリーダーに投票します。
先の未来の事ではなく今の安定した暮らしの保証、今が苦しい状況ならばそれをすぐに改善してよくしてくれると約束してくれる政党やリーダーを望んでいるからです。
要するに先の事、5年位先までは考えるけども50年や100年先の未来の事なんてまず考える事なんてする訳がないんですよ。
もしも先の未来の事を考えて、未来の人達の為に今から10年は天然資源の消費を制限して質素な生活をして欲しいって言われたらどうでしょう?
100年先の解体や修繕負担を減らす為にビルや構造物を作るのを制限しましょうって言われたらどうでしょう?
50年~100年先の未来の事を考えて鉄道やインフラの解体や修繕、修復の負担を考えてあまり広げずに今は大変かも知れないが我慢しましょうって言われたらどうでしょう?

便利が不便になり…不満を感じてくると思います。
先の未来の事よりも今の自分達の生活が保証されずに自由もなく我慢しないといけないならば、もしも新しい政党が出てきて、
今の自分達の生活を豊かに自由を約束して公約してくれるならば、そっちの政党とリーダーに選挙で投票して政権を変えて欲しいって思うはずです。
今の自分達が良ければそれで良い。
ちょっと先の未来なんて知った事ではない。
それがモロに影響に出てしまう…
だから長期的な政策が出来ないし実現も出来ない。
今の世の中は本当に便利で豊かですよね。
それは莫大なお金を投資して交通インフラや生活インフラを構築して拡大してきたからです。
でもそれらは時間と供に老朽化していきます。
高層ビルやタワーマンションもそうです。
先の事なんて考える事なく建ててますよね。
未来の事はその時に生きている人間が考えれば良いんだよ!って現代人はそう思ってます。

だから先の未来で、その時に生きている人間が犠牲になり苦しむ事になります。

少子高齢化だって同じような事です。
結婚率をあげて子供を生み育てやすい社会を作らないといけないのに個人の生き方や人権を尊重し義務化出来ないから結局少子高齢化に歯止めは効きません。

先の未来は明るくはないでしょうね。