あと30年もしたら人工知能は人間の知能を超えるって言われています。
しかし…超えられるでしょうか?
人間は人間社会の中で自分で考えて行動しています。
何も考えずに無意識に行動しているようで、
実は記憶の中の情報を上手く利用して行動しているんです。
人間の脳は1ペタバイト、つまりは1000テラバイトの記憶容量を持っていると言われています。
でもコンピューターが保存する1テラバイトのデータ量の情報の方が凄いんじゃないか?は思う人もいるかも知れません。
人間の目に写る情報はカメラの映像と違い平面ではありません。
立体ですよね?
その奥行きや空間も目は感知出来る優れた高性能カメラです。
人間は情報を目だけで確認をしませんよね?
五感を使います。
視覚
聴覚
嗅覚
触覚
味覚
です。
これらを情報、つまりはデータとして表現すると物凄い莫大なデータ量になります。
それを脳は処理しているんです。
脳は何億ものニューロンが繋がり構成されています。
その間をシナプスが繋ぎ回路を形成しています。
そこに体験や経験などの記憶という情報は蓄積されて人格を形成します。
その記憶容量が1ペタあるんです。
もし人間と同等の人工知能を作るには
1ペタ以上の記憶領域が必要になります。
そしてニューロンをメモリー付きCPUだとすれば1テラでマルチコアのCPUが数万必要で、
シナプスの代わりのCPU間のデータ転送速度は1~10Tbpsは必要になるでしょう。
莫大なスピードと処理能力が必要になるんです。それを小さく脳のサイズまで小さくするのは30年でたどり着く事は不可能な気がします。