・本日《20日》大きな対応の進展はなかった。


電源の取り込み工事が終わり、冷却機を動かす準備にはいっている。

放射性物質は放出され続けている。


・これまでの放射性物質の影響で茨城産ほうれん草、福島産牛乳、一都五県の水道水から基準の3倍から7倍の放射線が検出された。

この濃度が最高濃度でこれから数値が下がっていくなら「あまり気にしなくても良い」数値である。


しかし事態が好転せず、放射性物質を放出し続けている現状を考えると「気にしなければならない」。

現在の数値が突然一桁上がるかもしれない。


前回も指摘したように原発現場での放射線量は4桁も上下してきているのである。

残念ながらコントロールできていないのである。

現状ではどんな数値が出るか分からないのである。


巨大リスクについては、予防原則(可能性が低くても、あるいは論理的証明が不十分でも対応をするということ)に従った対応が必要である。


・日常の注意事項

火山灰を防ぐイメージです。

習慣にするのが大事です。

非常にゆううつですが、最終的には自分の身は自分で守るしかありません。

がんばりましょう。

*日光の数値は昨日宇都宮の約8倍《通常の約30倍》でした。


①なるべく外出しない。


②外出するときはマスクをする。私は2枚重ねのマスクをして外出しています。1枚目はぬれたマスク、2枚目は乾いたマスクです。


③なるべく素肌を出さず、ビニールのようなさらさらした物《カッパのようなもの》を一番上に着る。帽子もかぶったほうが良いと思います。


④可能なら車を利用する。ガソリンは量が足りないのではなく物流の問題ですから、もうすぐ出てくると思います。


⑤雨にはぬれないようにする《これは重要》。空気中で被曝するより被曝の可能性ははるかに高くなります。


⑥家に入る前に外で衣服を払う。


⑦野菜を食べる場合は良く洗う。

野菜ジュースを買っておくのも良いと思います。

私は10本買いました。


⑧牛乳はしばらく避ける。

私は牛乳が大好きなので、2日くらい前に何本か買ってきました。

長期的には乳製品や、菓子類、他からも検出されることになります。



放射線濃度があがったら、さらに厳しい対応が必要になります。


子供を守るのは大人の責任、大人の出番です。






原発の現状《3月19日》


□良い情報

・前回も指摘した様に指揮系統が変わった《予想》結果、総力戦の体制が構築されつつある。


自衛隊、消防庁、警察、企業、外国企業《GEなど》、内外国専門家などの持てる力の総力を結集する体制ができつつあると思われる。


5号機6号機のプール冷却システムは両方稼動した。《20度低下》


・外部電源引き込みの効果。

1号機、2号機は電源回復、冷却機点検中。

3号機、4号機の電源復帰は20日予定。

20日以降、効果を発揮するかが注目ポイント。

故障の場合の取替えがスムースにいくかも同様。


・3号機への消防車の連続放水効果発揮か。

海水に直接ホースををつないだ連続放水が可能になり、使用済み燃料保管プールへの水の連続放水が可能となり、プールの水位を上げる可能性が出てきた。


消防隊のプロの仕事ぶり見事である。しかもこのような可能性を想定した準備をしていたとのこと本物のプロである。



・冷却装置が稼動しない場合の対応は報道されていないが、GEからのポンプ輸送報道もあり、冷却機取り替え体制も準備できているかもしれない《想像》。


□心配なこと

・一連の献身的作業が被曝しながらの作業であること。

現場での作業可能な基準被曝レベルを100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げた。

引き上げなければ作業できないからであろう。


被ばく線量が100ミリシーベルトを越えた作業員も6名出たと報じられた。以前の基準ならこの作業員は撤退であるが、新基準では作業を続けることになる。


東海村再臨界事故(レベルは7段階の4レベル)では中性子防護服が国内になく、社員から約30名の希望者《決死隊》を募り、被曝覚悟での短時間のピストン作業で事故を収めたという経験がある。


・現在のテンポで間に合うかということ

3号機、5号機、6号機のプール安定する兆しが見えてきた。

しかし1、2、3号機の燃料棒は1部《計器観測ではおそらく半分以上)露出したまま放射性物質を出し続けている。

4号機のプールでは使用積み燃料の水面からの露出は続いており、放射性物質の排出は続いていると思われる。《20日に自衛隊による放水予定》


現場での放射線濃度があがれば作業は中断せざるを得ない。作業が中断すれば事態は更に悪化する。


放射性物質の排出は管理されておらず、急激な濃度上昇のないことを祈りつつの作業となっている。


作業効果が出る前に再臨界や格納庫内爆発があれば、作業員は全て撤退し、周辺住民の避難に重点が置かれることになる。


・ホウ素の注入が検討されていること

ホウ素注入は中性子抑制のために投じられると思われるので、再臨界の可能性を考慮していることになる。







・指揮系統が東電から変わったように感じます。
なすべき対応が打たれるようになった気がします。
IAEAや米国等外国の専門家、日本の《追加された》専門家等の影響力が強くなったのでしょうか。
とても良い兆候だと思います。

逆に言えば東電の当事者能力がなくなったということでしょう。
本来現場が判断すべきプールの冷却を、行政が命令するという異常事態も出ています。また管総理は東電に乗り込み「撤退は絶対ありえない」と声を荒げたと報道。
恣意的に低い数値を発表する東電の姿勢《人命より会社の利益優先》は想像以上です。


・第3号機の使用済み燃料棒を冷やすプールの水がなくなり、荒っぽいリスクのある手段として空と陸からの放水が行われた。

しかしこの放水は効果を期待できないようです。1500トンプール《燃料棒を冠水させるためには少なくとも約600トン必要)に一回数トン《その5割も入っていないのではないか》の放水では気休め程度にしかならない。
しかも周囲の放射線量が高く作業効率を悪くしている。


・1号機、2号機も水位が上昇せず5割以下の数値しか出ていないという。
燃料棒は露出したまま燃料棒損傷が続いているということになる。

2号機は格納容器も損傷しており、3号機はプルサーマル燃料を使用している。猛毒のプルトニューム排出の可能性を持つ。

4号機、5号機の使用済み燃料棒プールの水温も正常値より20度上昇《65度くらい》している。


・期待できるのは現在行われている外部電源との接続である。そもそも冷却装置が稼動しない理由は電源がないことであったのだから、なぜ当初から外部電源との接続に着手しなかったのか不思議である。
但し電源確保ができたとしても冷却装置が稼動するかどうかが問題である。冷却装置が機能しなければ、次に打つ手はあるのだろうか。


・米国とフランスの専門家は今回の福島原発事故をレベル6と評価《日本は4と評価》。

米国は80キロ圏を避難区域とし、米軍もその外での活動になるようです。フランス、中国は自国民の救済機を出し、外国人の帰国ラッシュが続いている。

・テレビでの報道の仕方に問題あり。
関東近県で検出された数十マイクロシーベルトを取り上げて無害キャンペーンを行っている。
事態の悪化が止まり、最悪期を脱したのであれば『大丈夫』というのも分かりますが、事態が更に悪化しているときに、現状の数値だけを取り上げて《将来見通しを語らず》安全を強調するのは意識的誘導にみえる。
現場の数値は4桁も変化しているのに、現在の数値の安全性のみを語るのはあまりに無責任ではないか.



□ある環境団体から本日《18日》送られてきたものです。
転記いたします。

内容の判断はご自身で。


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I氏《エネルギー団体代表》の話
● 福島原発の今の状況について(質問)
全く事態はおさまるどころか、悪い方向に向かっている。楽観的状況ではないと
いうのが現状である。今、私達が一番心配しているのはマスメディアに 正確に
情報が伝わっていないのではないかということを心配している。
● 何を一番伝えたいか(質問)
政府も東電もきわめて混乱している状況で、いづれにしても全く油断を許されな
い状況で、今「スリーマイル」を越えている。「スリーマイル」では、 炉心が
遊離して部分的に放射能が出たが、炉心臨界も蒸気爆発も起きなかった。国際原
子力事象評価尺度では「スリーマイル」は5の段階と発表され た。チェルノブ
イリのレベルは「7」とされた。(炉心臨界も蒸気爆発の両方とも起きていた)
福島原発はスリーマイルより深刻で「6」位
明らかに使用済み燃料がむき出しになっているので、致死レベルの放射線がでて
来ると1,2,3号基に近寄れなくなっている。絶望的であるが、前段 階の冷
やす段階をしてからでないと近寄れない。リスクがリスクを呼んで手がつけられ
なくなっている。
そうなってくると退避区域を広げる必要が出てくる。
日本ももうすこし範囲を広げる必要がある。北は仙台、南にくれば首都圏となる
がそこまでは避けたいので
被爆をしない備えをしたい。
アメリカでは被害は、どこの範囲まで広がるかをシュミレーションして80km
とした。
それこそプルトニウムを含めて最悪チェルノブイリ
とにかく過小評価しないで、退避できる人は退避したほうが良い。もう
20Km30Kmの段階ではもうない。にもかかわらず福島に人は原発の事故に
3重の苦労をしている。
一般の人が立ち入る場所ではなくなっている。政府の装備した人が活動する範囲
である。
●蒸気となって放射能が上に上がって降りてくることも気にかかるが(質問)
風にそってかなり濃いところがある。
気ガスのクリプトン(半減期短い)ヨウソ131(半減期8日)子ども達によくない
セシウム137は蒸発点600度飛んでくる(半減期30年)吸い込んだり、食
べたりすると発ガンの原因地面に落ちるとガンマー線になって人体に影 響があ
る。その他は粉塵となって広がってゆく。爆発の状態はどこまで広がるかはわか
らない。
●これからの行動(被爆しないような備え)
退避(疎開)できる人は疎開した方がよい。退避専門チームがあると良いが。
自主的な退避は既に始っている。特に子ども達は自主的退避をした方が良い。
しかし、むやみやたらに出て行くわけには行かないので、受け入れ態勢も作って
ゆかねばならない。行政だけでは受け入れ態勢が足りるわけではないの で、民
間も受け入れ態勢を作ってゆかねばならない。
関西は問題ないが、関東でも新幹線や羽田では脱出、疎開っは既に始っているが
事態がおさまることを重視しながら、屋内退避でしのいでゆける。
30Km、50Km、80Km退避の順でされた方が良い。北は仙台、南は首都
圏全面退避だけは避けたいが。
●再臨界しないような対応
不充分である。防ぎようがない。
神頼みの世界、運任せの世界、もう既に1・2・3号基でおきていて
人間のコントロールを離れたところで起こっているので制御できてない。
再臨界を防ぐ前にまずは冷やしてからでないと近寄れない。
●環境市民 Sさんのまとめ
退避が後手、後手になっている対応をもっと速めてゆくことでより正確な情報を
届けてゆきたい。このような状況にあっても日本国内ではまだ老朽化し ている
原発が動いています。このこともともに考えてゆかねばなりません。
● 防御の方法
① 雨にぬれない
② できるだけ外出しない
③ 外出をどうしてもしなければならない時は,ツルーンとしたビニールやカッパを
着て帽子をかぶり、帰ったら払い捨てる
④ 若い人ほど発生が出やすい小さい子や妊娠している人はできれば遠く離れる。
⑤ 風向きに気をつける
⑥ 風下を確認したら外にでない。できるだけ密封する。
⑦ ヨーソを含む食品をとる
⑧ 買いじめはしないようにする。
⑨ 冷静に捉え冷静な行動をする。
⑩ 命が一番大事
⑪ 予防原則で行動する