温暖化の危機のレベルを確認します。


Point of No Return( 引き返すこととのできない質的限界)を多くの学者やEUは産業革命前に比較して+2度Cと考えている。


質的限界とは「それを超えればあらゆる対処がいいを持たない」(ジェームズラブロック)  ある時点を越えると地球の平均温度の上昇を定められた目標値以下にしようとしても不可能になってしまう」(ジェームズハンセン)レベルのことである。


つまり温暖化への対処は量的観点からのみではなく質的観点からも見る必要があるということです。


では2度以下に抑えることは可能か。温暖化に関しての世界で最も権威あると言われるIPCC報告(気候変動に関する政府間パネル)は6つのケースをシミュレートしている。


ベストシナリオ【もっとも厳しい温暖化対処を行った場合】は次のケースである。


二酸化炭素排出のピークアウト【排出量を上昇から減少に転化する時期】を2015年までに達成。


2050年でのCO2削減量世界で50から80パーセント削減。【現在50パーセント削減にも国際合意がなされていない。】


二酸化炭素濃度350から400ppmに抑える。(現在すでに380ppmで毎年2ppm上昇中)


以上の条件を満たしても温度は2~2.4度上昇する。


すなわち2009年に決まるポスト京都議定書体制の内容が、このベストシナリオに沿った内容になったとしても(その可能性は99パーセントありえない)、質的限界として意識されている2度を越えるのである