軍事独裁国ミャンマーがサイクロン(日本での台風)に襲われ、10万人にものぼる死者が出る可能性があると言う。それだけの犠牲者が出るということは、このサイクロンがこれまでの気候変動の範囲を超える規模だったことを示している。


IPCC予測でも、国立環境研究所などの「地球シミュレーター」(コンピューターの名前)でも温暖化の進展に伴い、台風などの規模が大きくなると予想されている。温暖化に伴って、海上の水蒸気の量が増加するためである。今回の被害は人災(温暖化を原因とする)と言うべきだろう。


先進国であるヨーロッパで熱中症で3万5千人(もっと多いと言う説もある)の死者を出し、今また10万にも及ぶ死者を出してもまだ温暖化を「戦時」と同じ緊急事態と認識できないのであろうか。


すでに「経済発展と環境対策の両立」などという虫のいい選択などを許す状況ではない。温暖化への対処を最優先すべきである。すでに質的限界(温暖化対処が意味を持たず、温暖化が進む事態)を超えている可能性が高いのである。


なるべくトーンを落とした口調で通してきましたが、すでに温暖化の新たな事態へのスイッチが入った可能性が高いため事態に即した表現をとることとします。