『2009年問題』

2,009年問題とは京都議定書(2008から2012の間での平均削減量の国際的取り決め)後の温暖化ガス削減の国際的枠組みが2009年までに決まることをさす。このような言葉がマスコミなどで使われているわけではないが、便利なのでこのブログでは使っていきます。


京都議定書後の取り決めは形式的には2013年から発効することになるが、2009年にその枠組みが決まれば2013年を待たず合意成立と同時に世界は動き出す。

2009年後の社会はそれ以前のものとは質的に大きく異なるものを目指すこととならざるを得ない。どのようなものか?


「エコブランドの可能性」


「2009年問題」(2)で指摘したようにポスト京都議定書の世界では、価値観や美意識に質的変化が起こる。

すでに指摘した内容も述べながら今回のテーマを考えてみます。


環境に配慮する生活は、ある種苦痛や禁欲を伴う味気ないものというのがこれまでのの平均的意識であろう。


しかし従来の量的豊かさ、お金という一元的価値尺度、果てしなき欲望の拡大など人生の密度が量で測られる価値観は急激に衰退するであろう。

「モアー&ファースト」に価値を置く美意識の崩壊である。


理由は、これらの欲望充足には多くのエネルギー、二酸化炭素排出を伴うからである。 そしてこれらエネルギー多消費型の美意識は人類の未来を根底から脅かすものであり「悪しき、忌まわしき美意識である」と本気で評価されるようになる。


新しい美意識は従来のそれの対極のものとなるであろう「スロー&スモール」がキーワードになるだろう。

もちろん産業革命前の価値観に戻るということではない。現在当たり前のように利用されている利便性に厳しいふるいがかかるということである

少なくとも価値観の内容のベクトルの方向は逆向きになる。


ここまでは(2)で述べたことである。

「価値観」や「美意識」の質的変化は何をもたらすか?大きくみれば商品の中身が変わってくる。

たとえば簡易な包装が普及し、見掛けのよさは虚飾と映るようになる。現在でも東京の多くのスーパーでは主婦がトレーの商品をビニール袋に移し変えて(トレーをスーパーで廃棄)持ち帰っている。


「価値観」や「美意識」の質的変化は、それらの内容に依拠する割合の最も高い「ブランド」内容に変化をもたらす。消費者の「美意識」の面での付加価値を究極まで高めた商品が「ブランド」商品といえるだろう。


現在既存のブランド企業と「エコ」の関係は、ブランドメーカーが数千円でマイバッグを売り出して、直ぐ売り切れになるという程度のものである。


現在は新たな「エコブランド」参入の絶好のチャンスである。大きな風が吹き始める前夜に船出の準備をし少しずつ進むべきでしょう。


特にこの種の運動にかかわっている方の中にはこの方面での感性が研ぎ澄まされている方がおられるはずです。是非起業してがんばっていただきたい。


「エコブランド」はフッション関係だけでなく、コマーシャルやホームページ制作などにも影響するはずである。「深い快感を伴うエコイメージ」を表現することが得意な「エココマーシャル」制作会社ができたらすばらしいと思います。