罪の余白
世界広しといえど 、こんな見解で、この映画を語るものは、いないのは、
重々承知です。納得の上 お読みください。
学校での 自殺 そこから イジメの疑惑
犯人探し
みんなが、悪を許すな いじめ 撲滅
遺書が、でて 名前が、でたら 確定ですか?
死を もって 主張した 一方的な 意見が、成立ですか?
学生の時の友情なんて あとから わかるもの
道に迷っているばかり
(森田公一とトップ ギャランか)
青春時代
--------------------------------------------
綺麗で頭がいい
たった それだけで
たったそれだけのことで 狡賢い、腹黒い、悪魔の女と
評された 不遇の女の子の話ですよ
そういった視点で もう一度 見直してみると おもしろいかも・・・
---------------------------------
だれでも、ありがちな
こどもの時期、
「おとなは、なんてバカなんだろう」
そして
「おとなも 大変なんだ」
そこから 抜け出し
正しいだけでは 、世の中は 渡れない。
なんでも 在りでも 虚しい。
そして 最後に行き着くのが
「正義であり 愛で あり 勇気」なんだよ
陳腐だと 笑うなら まだ あなたは、そこに
たどり着いてないだけ
--------------------------------
あらすじ:心理学の先生が、主人公(安藤) ほとんどが、この先生側からの視点で、
物語が、進む。
娘(加奈)が 突然の飛び降り。すでに妻に先立たれ魂が、抜けたように、
なる安藤。それが、いじめによるものと確信した安藤。
追い詰めた 綺麗で 頭が、切れる女子高生木場咲と心理戦をし
みごと 最後に勝利し 愛娘の敵(かたき)をうつと いうものなのだが・・・
問題なのが 一人称視点
--------------------------------------
宣材で、 よく 使われてる このカット
このカットで、 多くの視聴者を 完璧に敵に回すが
この時 果たして 内心どうだったんだろう?
↓ 木場さん 役の吉本実憂(性格よくても このイメージつくだろうね 日本は)
木場咲 は、自分に厳しい子だ。
世間的には、容姿端麗 、頭脳明晰
だれもが あこがれる 設定のこ
物語では、安藤の家を訪ねる木場
安藤は、「娘が亡くなってからはじめて 訪ねてきた」
と 胸中を語り なんでもいい 娘のことを話して欲しいと
懇願する。
この時 笹川七緒の名を 語る
重要なのは、数ある同級生の中から なぜ 笹川の名を
選んだか。
それは、結論だけいえば 木場は、ほどんどの同級生を 見下しているが
(自分大人だけど 他は、まだ子供だという)笹川には、一目置いている。
それは、彼女(笹川)が高い洞察力と回りに流されない確固たる自分を持っている所以。
「七緒はなしが、あるんだけど いい?」
「なに?」 一瞬 怪訝からの口元だけの笑み
物怖じしないこの姿勢が、木場の脅威なんだろうな
「そとで、話そう」傍目からみても 、明らかな作り笑い余裕がない
女優を 目指す木場に、しても それだけ圧が、掛かる相手
「ななおさ、あんた 余計なことしてくれてない?」
「余計な こと してないよ」
「安藤さんのおとうさんが~(ふたりのこと)探してたんだよ」
「手伝っただけだから」
「加奈の父親と なに 話したの?」
「木場さんと 深海さんこと 聞かれたから
思ったこと 話しただけ」
ここで 詰め寄る木場(一歩前に出 間合いを詰める)
「思ったことって な~に?」
笹川は、視線を ずらさない
(いじめれれる子は、ここで、視線を 外す)
「わたしに個人的意見」
ここで 言い終わらないうちに
「なら それ 言ってみ」
「木場さん 綺麗だし、あたまも いいんで
みんな 憧れてるってって 言っただけ」※1
「余計なこと 言わなくて いいし・・」
「あたしのこと 話すの やめてくれる」
・・・「そうする」
ここで 七緒のロザリオを 手にとり
「そんなにイエスさま好きで、天国に、いきたいのなら」
での 七緒が この場面
・
「早く いけば いいじゃん」
笹川七緒
笑うと 普通・・・
このあと 、安藤がさ いい大人のくせに、
随分 あこぎな 脅しを するわけさ。
木場の相棒(実際は、手下みたいなもん)新海に
揺さぶりかけたりするんだけど。
多少なりとも 心当たりが、あって 罪悪感じてれば
こんな感じになるでしょう
そんな 標準タイプの 反応、多分木場との対比なんだろうけど、
木場は、確かに 頭の回転は、いいだろうけど
果たして メンタルは、どうなんだろうね?
そんな狂犬と化した 安藤から逃げるように
その場を 離れる 新海。
そこに 帰り道 笹川が、通りかかる
「言い忘れたことが、あります」
「木場さんは、哀れだと思います」
「木場咲と なにか あったの?」
「わたしは、安藤さんが、自殺じゃないと 信じています」※2
「じゃーなんでだと 思う」
「わたしには、本当のことは、わかりません」※3
「でも 木場さんが、頭のいいのは、確かです
・・・ だから・・・・気をつけてください」
推定無罪(すいていむざい): 「何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される」という、近代法の基本原則である。
すっかり 復讐の鬼とかした 安藤
その視点で、物語は、進む。
親しきもので、あれば あるほど 不慮の死の責任から
自分を除外したいのは、当然だ。
安藤は、父親として なぜ 亡くなったのか
何度も 自問自答しただろう。
そして これが、いじめに、よるものとの疑念が、でた時点で、
それまでと 打って変わって 目に光が、宿る。
自分の責任が、存在しないかのように。
「おひさしぶりです」
「私とまおにつきまとうの やめてもらえます」
じゃー本当の事言え
加奈が、日記に何 書こうがが、自由ですが
わたしなりに 仲良くしていあたつもりです。
本当のことは、本人しか わからないと
そして 木場に安い 挑発に、手を出す安藤
まわりに とめられ
「おまえら 刑務所にぶちこんでや~る」と 怒鳴り
警察に
「こども 殴ってどうするの」さらに 取調べの警察官に
こどもは、いるのか 聞き 居ないとの 返答に
「じゃー理解できねえーよ」と 悪態を つくが
「あんたの やってることが、問題なんだよ
死んだ娘さん 望んでると 思ってるの?」
「こどもが いないあんたには、わからない」
身勝手なせりふに 刑事さん ついに
「おれも 事故で、息子亡くしてるんだ~
てめえで、てめえで、じぶんの首を絞めてることわからねえのか?」
このあとの安藤の台詞が、
「刑事さん証拠が、あれば 逮捕できるんですよね」
このあと
警察は、木場に被害届を 出すかを 聞かれ
ともだちのお父さんだからと 断り
家まで 送ろうかという 婦警に
公にしないでくださいと 頼む
ここで 婦警の台詞から 木場の母親は、日本に居なく
再来週帰国することが。
学校では 加奈が、性的虐待されてたとの噂が、ひろがり
(見ているものは、木場が、広めたと 先入感から 思いこんでるだろうが)
児童相談所の人が、やってくるが
調査で きて 必要な質問に、たいし
「うるせー 指図するな ここは、おれの家だ」と
くびねっこつかみ 放り出す。
DV疑惑に 関して 映画では、否定も肯定もない。
中盤で 安藤の助手との 会話が、あり
ここは、大事なので 次回
安藤は、しつこく つけまわし 尾行まで
する
木場は、その美貌ゆえ 数々のスカウトを
されていたが 断っていたようだが
今回は、大きな プロダクションでのようで
その面接にいく
プロダクションでの会話
「で、君は、なにをやりたいの?」
「芝居です」
「歌は?」
「やりたいのは、芝居だけなんです」
「舞台は?」
「興味ないです」
「映像か」
「映画だけに絞らせて もらいたいです」
「いい脚本と監督さんの作品であれば、役の大きさとかも気にしません」
「主役とか目指してないの」
目指しても 2番手3番手になるんだと
社長は、いい
「君 志(こころざし) ひくいな」
「・・・・・・・・・・・・・」
「まーええわ」
そして 学校の質問に
「仲のいい友達とか いるの?」
「いません」
「いーひんの?つくらないの?
「あえて つくりません」
「彼氏は?」
「いません」
「なんでや?」
「重要じゃないんで」
「そうかな・・友達とか彼氏とか人を演じるうえで、大切なことと
おもうけどなー」
そして 事務所に所属するということは、いままで通りとは、違う
歌が嫌 、TVが、嫌 決めるのは、あんたじゃない
それが 所属するということ
あんたぐらいのルックスは、腐るほどいる
「君は、特別な存在じゃない」
「わかってます」
去る 社長。
涙ぐむ 木場
「わたしとは、やりたくないみたいですね」
ここで スカウトした おねえさん
泣いてる木場を 尻目に 質問を
「あなたは、自分をどういう人間だと 思う?」
ここで 木場は、
「弱い人間だと おもいます」
「今 一番欲しいものって なに?」
「自由が、欲しいです」
「最後に、ひとつ 聞きたいんだけど
好きな 映画ってなに?」 ここで 場面は変わる
この回答は、この映画では、白紙
自分のこと 弱いと思ってる人は、ゴロゴロいるけど、
外から見られてる自分が、綺麗で頭脳明晰で
どういう人間かと聞かれて 「弱い」と答えるなら
それは、強くなりたい、強くありたいと 自分に言い聞かせてきた
告白に 等しいと 思う。
すべてを手に入れるのは、不可能だ、
何かを諦めて 夢を達成しなけれならない。
その何かが 友達とか 彼氏とか だったんだろうな。
そして 誰にも言わなかった 夢を 言ってしまった
心を 開いてしまった。
加奈を、友達と 認めたことは、
誰よりも 自分が、知っている。
けれど その返答が、ダメだった。
おそらく満足のいく返答を 笹川なら 出来たかもしれない。
だから その後 加奈に対し 冷たく接したり
加奈に、対し 少し怒ってた と告白
加奈は、最後まで その意味をわからずにいったんだ。
木場は 友達を作らないように、してた
目標のために
それでも 人は、そんなに 強くないから
心を 許してしまう相手は、できてしまうし、
そして その相手が、がっかりするぐらい
残念なことを言えば
大切な秘密を打ち明けてしまった自分に対して
怒りを覚えてしまい
冷静になり
また みせかけだけの親交を続ける気持ちに、
なったんだろうな。
好きの反対は、無関心で、あり
小さな憎しみから 生まれた イジメの行為は、
応えてくれなかった相手への報復であり
自分への戒めだったんだよ。
当然 自己嫌悪にも 陥ったことだろう。
何年も 経てば 笑い話にも なっただろう。
安藤からみた最終決戦
「本当のことを 話してくれ」
安藤が、望んでいる答えは、
悪い二人によって 加奈は、死んだ。
自分は、傷ついている。
本当のことは、本人しか わからない
そして 安藤からみた 加害者の以外の何物でも無い
木場も
苦しんでるとは、思わないのだろうか?
木場は、たくさんのものを 守りながら
闘わなければならない。
捨て身の安藤との差だ。
家族に心配かけないように、友達を 守り
夢に、行く為 木場が、健気に見えてくる
木場の接し方しだいでは、この話は、大きくかわっていた。
そう思う。
悲しみを 背負ってるのは 安藤は、自分だけと
思い込んでる。そこから 抜け出せないでいる。
冷静な 木場の
「一方的に加奈が書いた日記であたしたちが、
イジメの張本人ですか?」
「加奈には、問題なかったんですか?」
「お父さんには、問題なかったんですか?」、
木場は、どんな想いで、加奈に 将来の夢を 語ったんだろう
それまでの頑(かたく)なな 心を溶かした加奈への友情の芽生え
、
加奈の死を 自分らのせいだと認めろと 安藤
関係ないと 言い切る 木場に安藤は
「将来の夢まで 話したのに・・・」
それを 聞き 新海は、おしっこ漏らしながら
「なに、それ 。聞いて無いよ。」
自分は、木場の友達だと 思ってた新海には、
とても 惨い無いようだ。
この直前 エレベーターで、
木場が、
「これ 終わったら ディズニーランドいこう」
そういって 手を 繋いできた。
いつも 命令系の口調から
代わることに気づき 立ち向かう決意を固めた新海には、
これは、あまりにも 残酷。
「わたし、そんな 話 きいてないよ」
木場が、被せるように
「いってねえよ」
心の奥底の大事なものが、邪険に扱われるばかりか
芽生えた友情さえ 壊す 安藤にどれほどの怒りが、
沸き起こったことか・・・
「女優に、なるとか 本気でいうわけないじゃん」
「そんなの聞いてない・・」
「うるせえ おまえは、黙ってろ」
張り詰めていたものが、どんどん 切れていく
悪魔のような女 どこが?
17,8の子が、維持できる範囲が、そんなに、
あるわけないじゃないか。
これが、安藤の仕掛けた罠で
これが 多くのものが、望んでいた答えなのか?
傍から 見れば 大したことでは、なくても
本人してみれば それは死より重いことは、ある。
この映画で、一方的に 失っていくのは木場ばかり
「なんで 死ぬまで 加奈を追い詰めたんだ」
と いいながら 自分は、JK2を 追い詰める安藤
おまえ、やりすぎだろー
「警察も 学校もダメなら マスコミに・・」
突き飛ばす 木場
ずるい おとなの罠 2択の罠から逃れるすべなど
あるはずも なく
せめて ともだちだけは・・・
こうして 安藤からは 命をかけた甲斐もあり
勝利を 掴んだ。
イジメの罪では なく
捨て身の安藤を 突き落とした罪で、収監される木場
木場の望んだ夢は、絶望的だ。
さわやかな音楽の中
看守のあとを 歩く 木場
ラスト ふてぶてしい(らしい)木場 静止画
タイトル 入って END
はればれとした安藤
かろやかな安藤 なにかが おかしい・・・
なぜ だれも 気がつかない。
本当のことに・・・
是非 次回作 罪の余白 木場編 真実はどこに・・・を
期待したい。
オーメンって 映画が、あって
その最後のシーンは、
牧師さんが、悪魔の子ダミアンを 消そうとするところに
警察が、現われ 牧師さん 射殺・・・
こども、助かり 大使館のところに 養子に入るって終わり方。
すべてを 俯瞰(ふかん)で、 みてるものには、
牧師の行動こそが、世界を 守るなんだけど。
実際問題 子供に手をかけるやつは、ダメだろ?
って そこを クリアしないと 正義もクソもない
今回の罪の余白はさ
それの逆なんだよ。
安藤の視点で 物事を 、
偏った見方でしか 物事を見れないように、
誘導してる。
そうじゃない可能性は、台本上に幾らでも
転がってたよね。
なにが 言いたいか と いうと、
片方からの言い分だけ 聞くということは、
幾ら本人が、客観的に、冷静に 伝えていても、
もう片方(逆サイド)の話を 合わせ聞かなければ
ダメと いうことだよ。
「うん、うん それは、酷いね」うなづちを うつのは、いいけど
それが、真実だとは、思わないことだね。
※1 個人的意見が大衆と 変わらない
七緒に一目置いてる木場からすれば
もっと奥深いことを 期待したんだろうね。
ひとに、話すとき一般論を 述べるのが、
定説なのは、木場も わかってたろうに
なので つぎの台詞が、「それが、余計だし」
ここから 強くでるわけだ
※2,3 結果論で、語れば
自殺では、ない・・信じてるが、正解
なので 、七緒目線で、いえば
安藤が、日記で、騒ぎ立て責任転換を図り
木場に、すべてを擦り付けるよう、行動するが
木場は 幾ばくかの罪の意識は、あるが
それで 死ぬまで 追い詰める気は、毛頭なかったし
子供じみた感情(自分勝手な友達認定、そこから
本人不在の幻滅)を 責め立てるほど この事例は
特殊では、なく よくあること。
ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!