ゆめの中では、よく引越しをする。

 

それも 続き物だったりする。

 

そこで 片づけを したり 模様替えを細かくすることが、

多い夢を みる。

 

今回は、ものすごい 田舎に、引っ越す夢だった。

そして その夢には、もう既に居ない家族が、登場する。

 

沢山の虫や鳥が、生息するその家で、いま現在ある家具を

解体し あらたな意味合いを 持つ別なものに、する作業をする

自分が、いた。

 

なぜだか 引っ越した家を 外から見ることもなく

なぜだか その間取りも現在のそれと変わりがない。

 

ただ その夢の中には、亡くなった 母や父が、いた。

 

母の夢を 見るのは、2度目だ。

1度目は、生前の明るいままで、

なんで 生き返ったのと 問いに、

「サイバーテックのおかげ」なる 意味不明の言葉で、返された。

 

例え 夢の中でも 母に、会えたのは、嬉しかった。

 

できれば そんな夢ならば なんどでも みたいと

願うが、それは、今日まで 叶わなかった。

 

にぎやかな家族が、いた当たり前の日常が、

ほんの数年で まるで 無人島に、流されたかのように、

ひとりに、

実際は、自分以外が、すべて流された形で、自分だけが

残ったのだが ひとりなのは、変らない。

 

そこから月日が、経つのは、余りにも 早く

そして空虚だ。

 

頻繁に、遊びに、行くことも 大好きな旅行にも

行く事もなくなった。

 

夢のなかで 豆腐を 使った料理をしてた時、

キッチンの隣 母が、寝起きしてた部屋から

「なんか ガタガタ音が、する」

(正確に、思い出せない><)

少しのすきまから 母が、いることを 確認できただけで

そして その反応が、少し冷たいことに、

夢の中でも 僅かながら動揺したのを 

憶えている。

 

前は、 居なくなった直後は、いつも

 

朝 起きると そうか・・・もう いないんだ・・から

始まる一日だったが、

もう さすがにそれは、無く ただ 少しずつ

色んなことが、ぼやけていくことに、

焦燥感が、止めどめもなく溢れる毎日だ。

 

ゆめの終わりで、 こどもの頃 

ファブル昆虫記に、憧れ 昆虫学者に、成りたいと

思ったことを 思い出し 田舎に対する

憧れの根幹が、そこに、あったことを痛感した。

 

人生を終える場所に、相応しいのは、

目まぐるしく変るコンクリートの都会か、

それとも 実際は、細かいサイクルで、代わってるが

大きな流れが、それを 感じさせない田舎のなのか。

 

単に 都会での孤独死を 避けたいだけなんだろうな。

 

楽しい 笑える夢を 見たいが 起きてるときに、

それが、思いつかない・・・

 

何を 望んでるのかさえ わからない。

 

だから 小さな達成感を 積み重ね 希望を 作る。

その積み重ねを することで、人は、生きていける。