『WATARIDORI』のジャック・ペラン監督による、海の生物をテーマとしたドキュメンタリー映画で、第22回東京国際映画祭でオープニング作品として上映された。ドキュメンタリーと言いつつ、その枠組みを超えて、ロボット(アニマトロニクス)を実際の魚であるかのように撮影しているシーンも収録されている。例えば、フカヒレ漁の漁師がヨシキリザメのヒレだけを切り取って、胴体を海に捨てるという衝撃的な場面があるのだが、「私たちは実際の漁の映像を見て、それを忠実に再現した。だって私たちはサメがそんなひどい目に遭っている場面に立ち会い、観察者としてカメラを回すことなど出来ませんから」という理由でロボットが使用されている。…それってドキュメンタリーといえるのか?
でも、映像は本当に素晴らしい。ザトウクジラが集団で魚群を襲う狩りや、5万匹のクモガニが重なり合って交尾する場面、イルカがアジの大群を囲んで漁をしている最中に鳥がまるでミサイルのように水中に飛び込む姿など、迫力の映像が連続する。
必要以上に説教くさい部分も。