【京浜運河】まず釣り場所はこちらの地図にある「大井埠頭海浜公園」。バーベキュー場やスポーツ施設がありますが、運河沿いに「はぜつき磯」と「夕やけなぎさ」というハゼ釣りポイントがあります。「はぜつき磯」は岸にゴロタ岩が人工的に並べられている磯。はぜはその岩と岩の間に隠れています。テトラの穴釣りのような感覚で釣る場所です。「夕やけなぎさ」はゴロゴロとした岩のある砂浜。満潮干潮でハゼの居着く場所は変わりますが、水深だいたい20~50センチの浅瀬、岩場の陰などに潜んでいます。
【時期】 だいたい5月から小さなハゼ(5センチ程度)が湧き始め、最盛期は8月~9月。10月には10センチ以上に大きくなり、沖の方へと沈んで行きます。釣りやすいのは8月~9月末まででしょう。
【仕掛け】次に仕掛けです。京浜運河の環境に合わせています。足元から2mほど先を釣るので、リールは必要ありません。渓流竿という、1.5m~3.6mほどのリールの無い竿が使いやすいでしょう。竿の先に道糸を結び、竿の長さマイナス30センチくらいのところで糸を切ります。道糸にはシモリ浮きという浮きを10センチ間隔くらいですずなりに付けます。道糸の先にオモリとハリス止めつきサルカンという小さなサルカンを付けます。ハゼ釣りは根掛かりやハゼの固い口で針先がすぐ甘くなってハゼがバレやすくなってしまいますので、10匹釣った程度で針を変えた方が釣果が上がります。。ハリス止めサルカンは簡単に針の付け替えができるため、オススメです。 道具として他に必要なものは、替えの針、ハサミ、釣った魚を入れる小さなバケツ、持ち帰るなら小さなクーラーボックスがあると良いでしょう。
【エサ】 ハゼはどんなエサにも食いついてきますが、僕がいつも使っているのはスーパーで売っているブラックタイガーです。ブラックタイガーは匂いが強いのでハゼの反応は良いようです。釣りに行く前におうちで3ミリ角くらいに刻んでおきます。。エサを大きめにしてしまうと小さなハゼの口に入らないのでなるべく小さめにするのがコツ。生のブラックタイガーが1~2匹居れば、家族で数時間釣ることが出来るのではないでしょうか。ニョロニョロしていないのでエサ付けしやすいですよ。 他のエサとしては釣りエサの定番アオイソメ、ホタテ貝柱、イカなどでも釣れます。
【釣れる時間】 道具が用意できたら釣りをする時間を決めましょう。 「ハゼは上げ潮で釣れる」と言われています。潮汐をネットで調べてみましょう。満潮と干潮をつなぐ曲線グラフのうち、右上に伸びている部分が上げ潮。いちばん釣りにくいのは干潮近くの下げ潮でしょうか。上げ潮の時間帯を見極めて釣り場に入りましょう。
【釣り方】 さぁ、実釣です。釣り場にはたくさんの釣り人が並んで糸を垂らしています。周りの人に挨拶しつつ、空いている場所へ入りましょう。 エサをつけ、竿をあおって糸をポイントに入れます。あまり遠くに入れる必要はありません。ハゼはかなり近くに潜んでいます。2~3メートル先に入れれば充分。 運が良いと、針を入れてものの5秒でハゼのアタリがあります。道糸に付けたシモリ浮きをよく観察してみてください。ハゼがエサをくわえると道糸がフッと不自然な方向に動いたり、元気なハゼだとグググっと浮きを引き込んで行きます。そこで焦って大きくアワセてはいけません。やさしくそっと竿を立てます。道糸をハゼがビックリしない程度にピンと張る感じ。針に気付いたハゼが激しくもがき、手元にビンビンという小気味良い引きが伝わることでしょう。その引きを楽しみつつ、さらにゆっくりと竿を立ててハゼを釣り上げましょう。 運が良いときは1時間で30匹釣れるので、手返しが大事。釣ったハゼを針から外し、水を入れたバケツに入れます。エサがもし針先に残っているようでしたらそのまま再びポイントに入れてみてください。ブラックタイガーはエサ持ちが良いので、ひとつのエサで5匹くらい連釣も可能です。 同じ場所で釣れ続けていれば御の字ですが、だいたいそうはうまく行かないのが釣り。そこが釣りの楽しいところですけどね。釣れない場所は早々に見切りをつけ、他のポイントに釣り糸を垂らしてみましょう。ハゼのような根魚は、海底形状に変化のある場所に居るものです。岩の陰や水深が急に深くなる場所など、「なんか気になるな」という部分があればどんどん仕掛を垂らしてみましょう。そうやって自分から攻めて行き、釣り上げたときの嬉しさはまた格別です。
【調理】 こんな身近で釣れるハゼですが、実は天ぷら店のネタにもなるほどのおいしい魚です。家族で食べられる程度のハゼを釣ったら、クーラーボックスに入れて持ち帰り調理してみましょう。 小さな魚なので、おろすときはカッターナイフを使うとさばきやすいです。 いちばん簡単なのは天ぷらや唐揚げ。ウロコを落とし、アタマと内蔵を落としてさっと揚げればビールのおつまみに最高。ハゼ独特の香ばしさが酒を進めます。 仙台のお雑煮はハゼを出汁にします。たくさん釣れ過ぎたら「ハゼの焼き干し」にしてみるのも良いと思います。ハゼのウロコと内蔵を取り、グリルでちょっと焦げ目が付く程度に焼きます。次に魚を干す用のネットに焼けたハゼを入れ、カラカラになるまで干します。だいたい2日くらいかな? 干したハゼは保存が利きますので、正月のお雑煮のダシ用に保存も可能です。 いつも船釣りばかりやっている僕ですが、夏になると無性にハゼが釣りたくなります。同じく船釣り仲間の先輩も「ハゼの釣趣はいいね~」と足蹴に通っているそうです。 簡単に始められて大漁も期待できるハゼ釣り。オススメですよ。

