生まれてから、家族には可愛がってもらった。
母は愛情深い人だった。
ただ感情が湧き上がる時があり、そのときは何を言っても無駄という感覚を、今思えば自分は抱いていたかもしれない。
それは言いたいことを我慢するということだったのかもしれない。だが、母のことも怖いところもあったが大好きであった。
そして、幼稚園に入園することになったとき、自分は内気で外に行くのが怖かった。
守られた家庭から幼稚園に行くことが大変なことのように思えた。
外の世界って大変なんだな。
そう感じたように思う。
年長の時の先生はとても可愛らしく、優しく愛情を待ってくれて大好きな先生であった。
それは救いであり、癒しであった。
それから小学校へ。
子供の世界は弱肉強食の世界だ。
新たな世界で力を持つものがいて、新たに権力者となった者にに服従するしかなかった。
また担任の先生の権力は絶大で、睨まれたらおしまいであった。
小学校時代、ひなたにあたったのはわずかであった。
2/3は日陰の存在であった。
社会との関わりにくさ、その中で中心的人物にならないことを感じていた。
スポーツはあまり得意ではなかった。
ドッチボールはどうやってもうまくなかったし、楽しくなかった。やられるだけの世界。
そして野球も大の苦手であった。
好きな女の子の前で、大事な一番で三振をしたことなど、うまくいかない記憶が多い。
サッカーもうまくなかった。サッカークラブに通っている人とよくサッカーをしたが、自分が同じだけ練習してもとても叶うものではないと感じた。才能の無さをつくづく感じた。
いつも主役になれない自分がいた。
そして、当時はゲームが流行っていた。
いわゆるファミコンだ。
これがうまいやつは、クラスの中のカーストの上位になる。私はファミコンも苦手であった。
そして、勉強もそんなにできていたんけではない。
何一つ長所のない自分。
時々先生にも死ぬほど怒られる。
自分だけというよりクラス全体に対して怒られることが多かったが、先生に否定されるたびに自分自身で自分を責めていた。
自分が悪いのだと。
ことあるごとに自分自身に失望し、自分自身を責めていた。
自分に自信がなかった。
中学校になると、喧嘩が強い奴や、スポーツができる奴が学校の中のカースト上位となった。
喧嘩は特に強いわけではなかった。
そしてスポーツは上記の通り、あまりできない。
みんなが部活に参加するので、それに流されて、部活に入った。
部活では全く活躍できなかった。
いつも最下級であった。
また毎朝と夜、練習するというスタイルに馴染まなかった。
そんなことより家に帰り、好きなドラマなど観たかった。
全く数字は出ずに部活が終わった。
部活のメンバーとも距離があった。
本当に仲良かったのは、学校にごく僅かであった。
そして中3になり、受験勉強を本格的に開始した。