ソフト祖父とそぼろ祖母
さて、
昔話と聞いて
まず思い浮かべる話は
一体なんでしょう。
私の場合は桃太郎です。
今回はキングオブ昔話の桃太郎をバイリンガルに語ろうと思います。
ものっそいバイリンガルなんで
見る人によっては
あれ?もしかして帰国子女?
と思う人もいるかもしれませんが
海外へは韓国しか行ったことがない日本人ですので
ご安心を。
では、早速読んでください。
『桃太郎』
はじまりはじまり~
BGM ♪~ (we will rock you)
むかしむかし、あるところに、祖父と祖母が住んでいました。
祖父はマウンテンへ芝刈りに、祖母はリバーへ洗濯に行きました。
祖母がリバーで洗濯をしていると、ドンブラコ~、ドンブラコ~と、ビッグピーチが流れてきました。
「おやおや、これは良いおみやげになるわいな」
祖母はビッグピーチを拾いあげて、ハウスに持ち帰りました。
そして、祖父と祖母がピーチをイートしようとピーチをカットしてみると、なんと、インから元気の良いボーイのベイビーちゃんがフライアウェイしてきました。
「これはきっと、ゴッドがくださったに違いない」
チャイルドのいなかった祖父と祖母は、大喜びです。
ピーチから生まれたボーイを、祖父と祖母はピーチ太郎と名付けました。
ピーチ太郎はスクスク育って、やがて強いボーイになりました。
そしてある日、ピーチ太郎がおもむろに言いました。
「ぼく、鬼アイランドへ行って、バッド鬼を退治します」
そして、祖母にきび団子を作ってもらうと、鬼アイランドへ出かけました。
旅の途中で、ドッグに出会いました。
「ピーチ太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼アイランドへ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、ウエストに付けたきび団子をワン下さいな。ドッグなだけにワン下さいな。お供しますよ」
ピーチ太郎は渋々きび団子をドッグにあげました。
ドッグはピーチ太郎の気も知らず、きび団子をもらい、ウッキウキでピーチ太郎のお供になりました。
そして、今度はモンキーに出会いました。
「ピーチ太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼アイランドへ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、ウエストに付けたきび団子をワン下さいな。モンキーだけどワン下さいな。お供しますよ」
ピーチ太郎は渋々きび団子をモンキーにあげました。
モンキーはピーチ太郎の気も知らず、きび団子をもらい、ウッキウキでピーチ太郎のお供になりました。モンキーなだけにウッキウキです。
そして今度は、キージーに出会いました。
「ピーチ太郎さん、どこへ行くのですか?」
「このくだり三回目でめんどくせぇんだけど、鬼アイランドへ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、ウエストに付けたきび団子をワン下さいな。キージーだけどワン下さいな。お供しますよ」
ピーチ太郎は渋々きび団子をキージーにあげました。
キージーはピーチ太郎の気も知らず、きび団子をもらい、キッジキジでピーチ太郎のお供になりました。キジなだけにキッジキジです。
こうして、ドッグ、モンキー、キージーの仲間を引き連れたピーチ太郎は、ついに鬼アイランドへやってきました。
鬼アイランドでは、鬼たちが近くの村から盗んだ宝物やごちそうを並べて、酒盛りの真っ最中です。
「みんな、ぬかるなよ。それ、かかれ!」
ドッグは鬼のヒップにかみつき、モンキーは鬼の背中をひっかき、キージーはくちばしで鬼のアイをつつきました。
そしてピーチ太郎も、刀をふり回して大暴れです。あのピーチ太郎が大暴れです。
とうとう鬼の親分が、
「まいったぁ、まいったぁ。降参だぁ。ヘルプミィ~」
と、ハンドをついて謝りました。
ピーチ太郎とドッグとモンキーとキージーは、鬼が近くの村から盗んだ宝物を取り上げ、もともとは近くの村の物だった宝物をマイカーにつんで、元気よくハウスに帰りました。
祖父と祖母は、ピーチ太郎の無事な姿をルックして大喜びです。
そして三人は、鬼が近くの村から盗んだ宝物を取り上げ、もともとは近くの村の物だった宝物のおかげでハッピーに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし
いかがでしたか?
これで英語圏内では無敵ですね。
追記
お供達はどこ行ったん?
☆タイトル☆
『桃太郎さぁ~ん!団子くれやぁー!」