味覚の異変に気付いたの。
かつては絶対に口に出すコトはなかった
「すいません。ソバください。あ、はい。あったかいヤツで」
『あったかいおソバ』
(なんて良き響きなの?)
そう思う事は今までなかった。
あったかいソバはまずいよあったかいソバはまずいよあったかいソバはまずいよあったかいソバはまずいよあったかいソバはまずいよあったかいソバはまずいよつめたいソバはうまいよあったかいソバはまずいよあったかいソバはまずいあっかいソ……。
左脳内で
お経のように繰り返される
まずいまずい、ずいまー
の暗示。
今まではそうだった。
(29年間)
でも
現在(いま)は違う。
ソバが好っきや。
ソバが好っきや。
ソバが好っきや。
ソバが好っきゃねェェェェェん!
うぇいうェェェェェェェェェい!
………
こんなにも絶叫するくらい
ほぼ毎日食うもん。
原因は何だろうね。
無駄に
年をとったせい?
老いたせい?
老けたせい?
謎は深まるばかり
かと、思いきや
年のせいでしょう。
分かりきってます。
しかし
真相を突き止める為
エジプトに発ちます。
今年はもう会えないと思うので
先に言わせていただきます。
「良いお年を…」
そして
「お手紙送るからね」

送るからね。
毎度おなじみ
マサキン谷長がお送りする
☆チキチキ・幸運の風水術☆
朝日を浴びながら深呼吸している人に、7年もしくは8年ほど洗っていない内ばきズックを顔の前に持ってってあげると
『吉』