渇いたノドを潤すには王道のコレ | なまめかしいマサキン谷へようこそ

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真剣にみると損をするのでテキトーに。

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メロンパン









報告します。






無事、帰国いたしました。



ここ半年ほどなかなか連絡ができない状況だったので



心配して



コメントやら
メッセージやら
電話やら
メールやら
手紙やら
伝書鳩やら
矢文やら
果たし状やら
架空の請求書やらを



送ってくれた皆々様



ありがとう。



わたくしはこの通り



「ホレ見テ」



ちゃんと生きています!
(ホレッ、ヨクミテミ)









思い返せば



長いようであっという間の半年でした。






実はだれにも告げず



実際にはいない双子の弟を捜しに



一人、エジプトへ旅立っておりました。



実はね。









思い出しただけでも



(家に冷蔵庫がほしいなぁ)



そんな弱音を吐露してしまうような



とてつもなく過酷な日々でした。







……



………(モヤモヤモヤ…)



まず、始まりの第一歩



世界への玄関



ナ…リタク…ウコウ?にて



搭乗するゲート捜しに没頭。



あまりの広さに方向感覚マヒ。



ここで丸丸一週間、遭難状態になる。



過酷な一週間だった…



あー、過酷だったぁー…



この半年間の8割5分は



ここで過酷を味わった…



と言っても過言ではない。






八日目の朝を迎え



意を決し、ようやく係りのお姉さんに場所を案内してもらい



今までの苦労がなんだったのかと思うくらい



スッと、飛行機内に潜入成功。



人の温かさに…



ホロリ…






座席でやさしさの余韻に浸っているのも束の間



ACさん?CAさん?



えーと



キャビンアテンダント…









ACさんが機内食の選択を迫ってきた。



わたしの心の中を土足で踏み込んでくるかのように



ドスの効いた声色で問い詰めてきたのだ。






「ビーフorジャーキー!?」








そら、ただのビーフジャーキーやないかいっ!と、



わたしは間髪入れず



ツッコみを入れた。






すると、そのACは



この世の者とは思えない形相で



ニラんできた。



ゾワッとした。



幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた、このわたしさえも



引いてしまうほどの恐ろしさだった。



あまりの恐怖に身の危険を感じたわたしは



無意識にファイティングポーズをとろうした。
(ありとあらゆる格闘技を習得してきたわたしの身体がそうさせるのだろう)



が、その瞬間






「ムダナテーコーハヨシナ」と



言わんばかりに



さっきまで鬼のような顔だったあのACが



わたしの左肩に



優しくポンッと






いや、右肩にポンッと






いや



やっぱ、左肩だったな…



そう、左肩に



ポンッと



マシュマロのような軽~い感じで手を置き









「ユーアーナンバーワン」







ネイティブな発音で



激励?し、去っていった。






わたしの頭上には???達が17個



特別出演した。






さっきの殺気(笑)はなんだったのだろう…






そうだ



きっと夢を見ていたに違いない。



そう、自分に言い聞かせながら



去っていくACの後ろ姿を横目で追い続けた。



チラリと見えたその横顔は



わずかながらにしゃくれていた。



わたしは思った。



少しのしゃくれは美人と言うからね(イエッス)



そう思いながら、ゆっくり瞳を閉じた。



※正しい日本語は『瞳を閉じる』ではなく、『まぶたを閉じる』が正解です。
お詫びして訂正します。
誠に申し訳ございません。








瞳を閉じ、眠りについてから一体どれほどの時が経ったであろうか。



目を覚ました時には、すでにエジプトのどこかの空港に到着していた。



腹の減り具合からみて



丸丸一週間は眠っていたようだ。



すぐには現状を把握できないわたしは



近くにいた係りのお姉さんに問うてみた。



係りのお姉さん曰く、



空港に到着後もなかなか起きないわたしは



係りの人々が入国手続きやらなんやらをすべてし



しばらくすれば起きるだろうとわたしを待合室のベンチに寝かせたのだと言う。


それが、およそ144時間前の話だそうだ。






少しの沈黙のあと、わたしは思った。






係りの人々、ありがとう。と



だが、さすがに恥ずかしさが込み上げ



一目散にその場をあとにした。









空港を飛び出したわたしの目の前に現れたのは



言葉では言い表せられないなんとも言えない景色。



「一筋縄ではいかないな…」



このわたしにそう思わせたエジプトは賞賛に値するだろう。












そして…



色々な人と出会い



多くの情報をかき集めたが



結局、双子の弟は見つからなかった。



そのかわりと言ってはなんだが



世界的に有名なものを数え切れないくらい見てきた。






まずエジプトと言えば



広大な砂漠

ピラミッド

ツタンカーメン

凱旋門

オーロラ

ナイアガラの滝

万里の長城

モナリザ

ムンクの叫び

清の見た夢



どれも素晴らしかった。






そして



唯一、写真に収めることに成功したのが



スフィンクス。



死ぬ前に一度は目に焼き付けておきたかったものの一つ。



想像していたよりも小さく



実際に生きているのではないかと錯覚させるほどの



精巧な造りだった。



そんな技術に感涙…



ありがとう。

















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よくよく考えたら






犬じゃね?