Kアローです。
前回の記事の詳細を書きます。
3月7日、1ヵ月ぶりに病院へ。
インターフェロン治療終了から4週が経過し、
なんとなく慢性的な疲労倦怠感が抜けてきてるような感覚でした。
肝炎治療受給者証の有効期限は2月までなので、
この日は保険証のみを受付に提出。
まずは処置室から呼ばれて採血 3本分
看護師さんから「(治療終わりから)もう1ヵ月経ちますねー」
と言われ、あらためて49週、毎週毎週よく通ったものだと思いました
前回のウイルス量の減り方(4.5⇒2.4)がこれまでと違ったので
『何か』が起こったであろうことを期待していました
診察室に入って数値の確認。。。
先生『はいこんにちはー。変わりない?』
といつもの挨拶(笑)
Kアロー『はい、変わりありません。少し楽になってきた気がします』
先生『うんうん、それでねー、今回ウイルスがまた減ってたよー!
そしてここね、治療前はHBe抗原(+)、HBe抗体(-)だったのが、
今回はHBe抗原(-)、HBe抗体(+)に変わったから、今後は自分の免疫で
ウイルスを抑えることが出来てこのままグーッと減っていくかもしれない』
やりましたやりました
ついに、期待した『何か』である
『セロコンバージョン』が起きました
項目・・・(9/19)~(10/17)~(11/14)~(12/13)~(1/10)~(2/7)~(3/7)
AST・・・76~77~67~77~84~62~42
ALT・・・73~84~61~64~88~49~23
白血球・・・38~43~36~37~41~32~62
好中球・・・18~26~19~20~23~15~42
ヘモグロビン・・・15.3~15.4~14.0~14.3~15.3~15.3~15.6
血小板・・・12.9~11.1~13.9~11.5~14.8~10.2~16.5
γ-GTP・・・118~108~104~121~152~103~51
HBV-DNA・・・(1/15) 7.0 ~(4/11) 5.4~(5/2)4.5~(6/13)3.7~
(7/11)3.4~(8/16)3.9~(9/19)4.2~(10/17)4.4~(11/14)4.9~
(12/13)4.5~(1/10)2.4~(2/7)2.1未満
ウイルスはついに検出限界値の2.1未満に
ALTは正常値まで下がり、
インターフェロン投与が終了して各数値も回復
やっとカラダがまともになってきましたね
ということで、
先生『飲み薬(核酸アナログ製剤治療)はせずに様子見ていくから。
じゃあ今日の採血結果を確認しにまた来月きてね』
Kアロー『はい、ありがとうございます。…あの、次回はいつ頃に、、、』
先生『そうね、中旬でいいかな』
と、だいぶざっくりな感じ
でも、核酸アナログ製剤治療を回避できたのは本当に良かった
セロコンバージョンが起こっても、治癒ではないし、
この病気と生涯付き合うことに変わりありません。
それでも、目指してきた「臨床的治癒」の状態であり、
この結果が出たことが本当に嬉しい。
今回の検査費用が¥3,590。
帰り道、1年間の治療が最後の最後で報われた気がして、
なんだかホッとしたのと、治療開始時のどうにもならない不安感や
副作用に苦しんだ夏の時期、歯を食いしばって我慢した飲酒、、、 これまでの事が思い出されて、涙が出そうでした
とにかく、良かった。
本当に良かった。
ウイルスが増えだした時は「やっぱりダメか」と諦めていたし、
今後の選択を本当に悩んだ。
でも、「最後まで(治療)やるから」と、
インターフェロン治療を打ち切ることなく継続してくれた
先生のファインプレーに、カラダが応えてくれた
3月7日は、1年前に1本目のインターフェロンを打った日。
通院する前に、当時の上司に治療開始の報告をメールしました。
とにかく、インターフェロンの副作用に怯えていました
副作用が心配で、店長職も降りて治療を開始しました。
その1年後に、この結果を得られるとは
まさに、「人生捨てたもんじゃないよね あっと驚く奇跡が起きる」
てな具合で
何が功を奏したのかはわかりません。
31歳という年齢もあるでしょう。
しかし、長いことキャリアで慢性肝炎を発症した
ジェノタイプC型の活動性慢性B型肝炎のIFN治療としては
大成功の部類だと思います。
ただ、間違いなく言えることは、
早期発見、早期治療が良かったということ。
佐賀県は肝がん死亡率が全国1位。
タレントのはなわさんがイメージキャラクターを務める
『SAGA肝がんワースト1汚名返上プロジェクト』スタートと同時期に
開始した自分の治療。
自分の場合は健康診断の結果から偶然発覚したものでした。
サガテレビでは「肝炎ウイルス検査にい肝ばい肝!」
と毎日CMが流れていますが
読めますか?
「行かんばいかん」(行かないといけないよ、ってニュアンス )
それでもきっと、他人事ってかんじで、
自分も検査受けてないだろうなって思います。
それも仕方ないと思いますけど、
治療で結果が出たし、
やはり検査しておくに越したことはないんでしょうけどね。
実際に我が身に降りかかってみないとわかんないですから。
とりあえずは、治療成功。
経過観察に持って行けそうです。
ウイルス減って増えて、減って。
こんな事例もあるんですね~
治療記録、残してきて良かった
インターフェロン治療は確かに副作用がキツイです。
奏効率の低さから、B肝にIFNは使用しないという先生もいるそうです。
だから、自分もIFN治療を進んでおすすめはしないです。
でも、このKアローの結果も事実です。
治療継続できるのであれば、
諦めずに最後まで頑張ってください。
治療開始前から治療中も、いろんな方のブログを読んで
勇気づけられました。
このブログも貴方にとってそうあれば、
ブログを始めた目的が1つ果たされます
これからも、ウイルス君とのお付き合いは続きますが、
頑張っていきましょう
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