連日お報せしています、朝日カルチャーセンター新宿教室さんでの講演会(4月30日 10時半から)ですが、ご来場いただく皆様にお配りする「年表」がやっと出来上がり、担当さんにお送りしました。
担当さんからは次のように連絡頂きました。
「※年表10枚はそれぞれA3で印刷し、左上をホチキスで留させていただきました。」
というわけで、厚さで考えると、A4で20頁になります。お手持ちのカバンに押し込んで下されば幸いです。ちなみに、これは16世紀末から18世紀までの200年強の分ですので、7月の19世紀の回ではさらに増えると思います。
見逃し配信でご覧の皆様には、PDF10枚分でご覧頂くことになると思います。どうぞよろしくお願い致します。
この年表は、オペラ研究家と名乗る直前の2週間ほど(2000年8月上旬)に作ったものを日々リヴァイズして今日に至っています。
ですので、名前しか残っていなかったオペラの楽譜がいきなり発見されて甦ったり・・・という事例もありました(ヴィヴァルディの《モンテズマ》など)。
年表を作ろうと思ったのは、前の職場を発作的に辞めたときに、とりあえず「やることを見つけたい」と思ったからでした。
でも、それと同時に、前の前の職場(ピアノ会社)で上司から厳しく言われていたことを思い出したからです。
「プライス・リストを作って、楽器ごとの性能を比較せよ。自社製品同士でも、他社との比較でも」
年表、すなわち、比較の手段です。
比較して分かることがたくさんありました。
その「分かること」の大半は、すなわち、オペラ一作それぞれの「長所、個性」です。「なるほど!作曲者(時に台本作家)にしたら、そこが売りなのか!」と気づくからです。
だから、年表を作ることで、オペラ一作ごとへの興味がどんどん増してゆきました。
そして同時に、どんどんお金を失ってゆきました!(これは苦笑いして頂くところです)。
なぜならば、年表を作ると、「知っていても観たことが無く、聴いたこともない」作品が沢山あると気づき、「買わなきゃ!行かなきゃ!」となるからです。それすなわち散財ですね。また、実演もなくCDもなくDVDもないのに、オペラ史的に重要だとなると、楽譜でまずは内容を調べるしかありません。
でも、散財に次ぐ散財でも、「アイテムを手に出来る」だけ、まだしも幸運なのです。
特に、楽譜の場合、買いたくても買えないものが多過ぎるからでした。オペラのチケットやCDやDVDになると、「あるのに買えない」ことは残念極まりないですが、「まだ世に出ていない、蘇演の機会もなく、ましてや音源も映像もない」となると諦めがつきますね。
しかし、楽譜の場合は、19世紀の演目だと、未発表の自筆譜でもない限り、19世初版1500部で印刷されましたから、1500分の1を探して世界中をうろつくことになります。一度気になるともう諦めきれないのです。それは妄念に近い想いかもしれません。
でも、そうやって手に入れてきた楽譜が、突然役立つこともあります。数年前にNHKさんで解説したガスマンの《オペラ・セリア》やエルランジェの《赤い夜明け》や、今週の金曜日の『オペラ・ファンタスティカ』でちょっとだけ言及するゴダールの《ジョスラン》など、そうした実例です。
何の当てもなく所蔵してきたものが、突然、陽の目を見ることがあるのだと、いまさらながらに思います。
講演会にご参加の皆様も、私のお粗末な手作り年表であっても、それをいちどご覧頂いた上で、まだ、注目していなかった作曲家や演目がふと気になられたなら、それが、その方の新しい一歩になるのだと思います。
ご興味を持たれた皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
続きまして、特別講演会のお知らせです。
朝日カルチャーセンター新宿教室で4月30日(木)10時30分から12時まで。
年表つき(A3用紙で物凄い数になりそうです)で、『オペラ研究家が選ぶオペラ百選の第1回』をお話しします。オンラインの見逃し配信もありますので、全国各地の皆さまのご興味を惹けばと願います。
https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8729127
★★ 筆者の講演会や放送の内容、雑誌やブログ等に発表した文章などに関するご質問、ご感想、ご意見はすべて、『直接の対面』にて承ります。
担当さんからは次のように連絡頂きました。
「※年表10枚はそれぞれA3で印刷し、左上をホチキスで留させていただきました。」
というわけで、厚さで考えると、A4で20頁になります。お手持ちのカバンに押し込んで下されば幸いです。ちなみに、これは16世紀末から18世紀までの200年強の分ですので、7月の19世紀の回ではさらに増えると思います。
見逃し配信でご覧の皆様には、PDF10枚分でご覧頂くことになると思います。どうぞよろしくお願い致します。
この年表は、オペラ研究家と名乗る直前の2週間ほど(2000年8月上旬)に作ったものを日々リヴァイズして今日に至っています。
ですので、名前しか残っていなかったオペラの楽譜がいきなり発見されて甦ったり・・・という事例もありました(ヴィヴァルディの《モンテズマ》など)。
年表を作ろうと思ったのは、前の職場を発作的に辞めたときに、とりあえず「やることを見つけたい」と思ったからでした。
でも、それと同時に、前の前の職場(ピアノ会社)で上司から厳しく言われていたことを思い出したからです。
「プライス・リストを作って、楽器ごとの性能を比較せよ。自社製品同士でも、他社との比較でも」
年表、すなわち、比較の手段です。
比較して分かることがたくさんありました。
その「分かること」の大半は、すなわち、オペラ一作それぞれの「長所、個性」です。「なるほど!作曲者(時に台本作家)にしたら、そこが売りなのか!」と気づくからです。
だから、年表を作ることで、オペラ一作ごとへの興味がどんどん増してゆきました。
そして同時に、どんどんお金を失ってゆきました!(これは苦笑いして頂くところです)。
なぜならば、年表を作ると、「知っていても観たことが無く、聴いたこともない」作品が沢山あると気づき、「買わなきゃ!行かなきゃ!」となるからです。それすなわち散財ですね。また、実演もなくCDもなくDVDもないのに、オペラ史的に重要だとなると、楽譜でまずは内容を調べるしかありません。
でも、散財に次ぐ散財でも、「アイテムを手に出来る」だけ、まだしも幸運なのです。
特に、楽譜の場合、買いたくても買えないものが多過ぎるからでした。オペラのチケットやCDやDVDになると、「あるのに買えない」ことは残念極まりないですが、「まだ世に出ていない、蘇演の機会もなく、ましてや音源も映像もない」となると諦めがつきますね。
しかし、楽譜の場合は、19世紀の演目だと、未発表の自筆譜でもない限り、19世初版1500部で印刷されましたから、1500分の1を探して世界中をうろつくことになります。一度気になるともう諦めきれないのです。それは妄念に近い想いかもしれません。
でも、そうやって手に入れてきた楽譜が、突然役立つこともあります。数年前にNHKさんで解説したガスマンの《オペラ・セリア》やエルランジェの《赤い夜明け》や、今週の金曜日の『オペラ・ファンタスティカ』でちょっとだけ言及するゴダールの《ジョスラン》など、そうした実例です。
何の当てもなく所蔵してきたものが、突然、陽の目を見ることがあるのだと、いまさらながらに思います。
講演会にご参加の皆様も、私のお粗末な手作り年表であっても、それをいちどご覧頂いた上で、まだ、注目していなかった作曲家や演目がふと気になられたなら、それが、その方の新しい一歩になるのだと思います。
ご興味を持たれた皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
続きまして、特別講演会のお知らせです。
朝日カルチャーセンター新宿教室で4月30日(木)10時30分から12時まで。
年表つき(A3用紙で物凄い数になりそうです)で、『オペラ研究家が選ぶオペラ百選の第1回』をお話しします。オンラインの見逃し配信もありますので、全国各地の皆さまのご興味を惹けばと願います。
https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8729127
★★ 筆者の講演会や放送の内容、雑誌やブログ等に発表した文章などに関するご質問、ご感想、ご意見はすべて、『直接の対面』にて承ります。