京都市京セラ美術館で開催されている「モネ 睡蓮のとき」展を見に行ってきました。
以前の京都市美術館が改装され、
新たらしくなった「京都市京セラ美術館」にも興味がありました。
訪れたのは、桜の季節が終わりを迎えた4月半ばです。
平安神宮の大鳥居の手前で、京都らしい着物姿の女性たちと遭遇。
美術館の前は、スロープ状の広場になっています。
京都市京セラ美術館は、これまでの京都市美術館を大改修して
2020年にリニューアルオープンしました。
改修に当たっては、京セラが約50億円の支援をし、
50年間の契約でこの名前に変わりました。
入り口を入ってすぐ右手には、カフェ「ENFUSE(エンフューズ)」があります。
入り口を入って正面の階段を上がると、次の写真のような中央ホールに出ます。
ちょっと、体育館のような感じです。
横の壁にモネ展への入り口があったので、入って行きます。
今回の展覧会では、パリのマルモッタン・モネ美術館から来日した約50点に、
日本で所蔵する作品を加えた54点の作品が展示されていました。
(作品リストでは、作品番号が67まであるので、一部展示されていないようです)
今回の展覧会では、一部を除いて写真撮影はダメでした。
唯一、「第3章 大装飾画への道」の展示室だけは撮影OKでした。
以下では、その作品を紹介します。
モネは、1916年から睡蓮の連作のためのアトリエを特別に建設します。
そして、巨大なパネルによって楕円形の部屋の壁面を覆う計画を進めていきます。
この部屋は、そのことを意識してか、楕円形のような形になっていました。
この部屋で展示されている作品は、74歳から80歳までの間に描かれたものです。
作品番号36「睡蓮」(1916-19頃)
同38「睡蓮」(1914-17頃)
同41「睡蓮の池」(1916-19頃)
同42「睡蓮、柳の反映」(1916-19頃)
同43「睡蓮、柳の反映」(1916-19頃)
以上の絵はすべてマルモッタン・モネ美術館所蔵のものです。
最後の次の絵だけは、北九州市立美術館所蔵でした。
44「睡蓮、柳の反映」(1916-19頃)
ところで、モネは68歳ごろから白内障で視力が低下していきました。
今回、最初に展示されている14点以外は、すべて70代以降に描かれたものでした。
そのため、今回の展示の後半の作品は、かつてのモネらしい色彩から大きく離れ、
抽象性を増した画風に変貌したものになっています。
その書き殴ったようなタッチからは、思うように描けない苛立たしさすら感じます。
そんな訳で、後半の絵のほとんどは、サッと見るだけになってしまいました。
今回の展示会場は、最初の中央ホールを一周するようになっていました。
最後に、今回のモネに関連したミュージアムショップがありました。
美術館の入り口から中央ホールに上がってくると、反対側に別の入り口が見えます
外に出て、庭を散策することもできます。
モネ展を見た後はちょっと休憩したいところです。
しかし今回は美術館のカフェはパスして、
人気のタルトタタンの店に行くことにしました。
場所は平安神宮の近くです。
平安神宮の手前の岡崎公園では、ちょっとした市が開かれていました。
しかし今回は初めてなので、定番のタルトタタンを注文しました。
横に添えられているのはヨーグルトです。
これをかけて食べるとよいとのことでした。
さて、恐る恐る食してみると・・・・。
それは・・・ほぼ煮たリンゴに近い感じでした。
そして、これで860円というのはちょっと高いのでは?
というのが、正直な印象。(苦笑)
タルトタタンにちょっと期待し過ぎていたのかもしれません。(笑)
ところで、京セラ美術館へ行く前に、
京都駅の7階にある東広場に立ち寄ってみました。
幸い人もまばらだったので、勇気を出して弾いてみることにしました。
そして、今最も自信のある曲を弾いてみたのですが・・・。
すぐに左手がもつれてあえなくダウン。
やはり、公の場でいつも通りに弾くというのは難しいものでした。
かつてオランダのスキポール空港で、華麗にピアノを弾いている人を見て、
いつかは自分もと夢見てきたのですが・・・まだまだ無理です。(苦笑)