コロナ禍では、特許どころではないかもしれませんが、こんな時だからこそ特許のことも考えておく必要があると思うんです。最近。

特許は、価格競争などを避けて事業を守る役割があります(それだけではありませんが)。ですので、特許は、直ぐに権利を取らないので、将来の利益を確保するもの、言い換えると将来の利益を確保する種まきのようなものと言える気がするんです。

種が多ければ収穫も多いはず。最近は、やたらと量より質が求められていますが、特許は、そうではないんじゃないかと思っています。

仕事が欲しくて言ってるのではありません(いや仕事も欲しいか)。最初から特許の価値が正確にわかるわけありませんから、そこを重視しても仕方がないと思うんですよね。

量の方が大事だと思うのには、他にもあって、実際に特許の量を増やして有利になった会社を見てきたからです。

例えば、ある分野に参入した会社が、既存のライバル会社よりも多くの特許を取得して、立場を逆転させたことがあります。

別の例としては、特許出願を絞った結果、自社の技術とそっくりな技術をライバル会社に特許を取得され、慌てるなんていうのも多々あります。先に使っていた技術であることを証明できるようにしておけばいいのですが、特許を取られてしまうとヒヤヒヤします。

話はそれましたが、コロナ禍の今こそ特許の種まきが必要だと強く思うんです。知財業界や日本が盛り上がることを願って。