今日は、不正競争防止法と特許法の改正の研修に行ってきました。

会場がメルパルクだったので、チャリ漕いで5分ほどで行けました。

今回の改正では、わかりやすいところだと、職務発明に関する規定が改正されます。

今までは、職務発明をすると、発明者が特許を受ける権利を取得し、それを勤務規則で発明者から会社に承継させることができるようになってました。

このとき、会社は、発明者にお金を払う必要がありました。青色発光ダイオードで、金額が裁判になりましたね。

特許を受ける権利は、発明完成と同時に発生し、ザックリ言うと、自分の発明について特許出願できる権利です。

改正後は、勤務規則でイキナリ会社が特許を受ける権利を取得できるようになりました。

ここで、改正法では、会社から発明者にお金を払ってもいいし、昇進等の他の利益を与えてもいいことが、法律上明らかになりました。

この利益は、特許庁の発行するガイドラインに則って決定すれば、金額などが裁判で争われることはなくなるようです(争っても、会社側の勝訴になるらしいです)。

裁判のリスクを減らすことができますし、特許法の改正を期に自社の職務発明規定を見直してはいかがでしょうか。

会社の利益を上手く発明者に還元したり、ポストを用意したりできるようにすれば、裁判のリスクを減らすだけでなく、発明者のモチベーション向上にも繋がり、発明がボンボン生まれるかもしれませんね。