昔々あるところに、定年退職をしたばかりのおじいさんと、専業主婦のおばあさんがいました。
おじいさんは、毎日やることがないので近くの公園に散歩へ行き、
おばあさんは、家の洗濯機で洗濯物を洗います。
ある日のこと、おばあさんが家で洗濯機を回していたところ
洗濯機がガーガーと異音を発して止まってしまいました。
おばあさんは早速家電量販店に電話をして商品のリコールをお願いしたところ、
後日、家に着払いで荷物が届きました。
過剰包装の荷物は、しわしわのおばあさんの手では開梱できません。
おばあさんはおじいさんにはさみをもってくるようにいいました。
おじいさんが、ゾーリンゲンのはさみで梱包を丁寧に一枚一枚切り開いていくと
荷物の中から、ノートパソコンが一台でてきました。
おじいさんもおばあさんもアナログ世代だったので、ノートパソコンの使い方が分かりません。
おばあさんは、とりあえずもったいないのでノートパソコンをつけもの石代わりに使うことにしました。
数日後、どうしたことでしょうか。
つけもの臭くなったノートパソコンが異音を発して煙を噴出しました。
おばあさんは、また家電量販店にリコールをお願いしました。
すると、後日家に着払いで荷物が届きました。
今度の荷物は簡単に開梱できるものでした。
中からは、ゴム製の白人女性を模した人形が口をあけてうつろな目でおばあさんを見つめていました。
どうやら、この荷物はおじいさんが通販で注文した人形のようです。
おじいさんは、おばあさんの冷たい目を横目に箱の中から人形を取り出し
その人形に”スーザン”という名前をつけました。
つづく