マドロミという女の子がいました。

寝ることが大好きな女の子です。


マドロミは最近思います。


「私は、周りの人の事を何も知らないわって思うときがある。仲良しのムゲンちゃんが毎日どんな事をして

どんな食べ物を食べているかという事さえ知らない。それなのに、私の内側をぶちまけているという現実が怖いわ。。」


マドロミはこの友達とは何かという青春の問いを、

そのネットの物知り少女ムゲンちゃんに直接ぶつけてみる事にしました。


「ムゲンちゃんさあ、かくかくじかじかでさ、私は何かあなたの事を何もしらないような気がするの。私はもっとあなたと仲良くなりたいし、あなたの事をもっと知りたいの。


ムゲンちゃんは回答します。


「気持ちはとてもうれしいわ。。でもね、人が他人の事を100%理解するのは不可能な事なのよ。例えば私とあなたで同じ場所でおいしいお茶を飲んだとするわよね。私はそれをとてもおいしいと感じる、でもあなたはおいしいと感じたとしても私と同じおいしさは感じていないと思う。私たちが共感するという事は、本当にうすっぺらなものではないかと思う。普通の友達の事を全体の1%理解しているとしたら、仲の良い友達の事でもおそらく2%くらいしか理解していないのじゃあないかしら?でもその1%の差がとても重要な事だと思うの。」


マドロミは続けてキーボードに打ち込みます。


「じゃあ、私はあなたの事を3%知ってみるから。」


ムゲンちゃんは最後に


「ありがとう」


とただ一言だけ画面上に言葉を残しました。