マドロミという女の子がいました。
マドロミは寝ることが大好きな女の子です。
マドロミには弟がいます。名前をレムといいます。
レムは2次元や、バーチャルな世界に埋没している男の子です。
夜に起き、昼に寝る。ハムスターのような夜行性アニマルと同じ生活習慣を持っています。
彼は、最近マドロミにある質問をぶつけます。
「おねえ。経済活動とは一体なんぞや?俺には理解ができん。意味があるようで全く意味があるように思えない。」
働きもしない弟のこの疑問にマドロミは困惑します。
「働いてからお言い!」
マドロミもかろうじて働いているとはいえ、職業はフリーランスのアルバイターです。
とはいえ、マドロミはかわいい弟の疑問に対してなんらかの答えを出さないといけないと考え、
ネット友達の物知りな女の子ムゲンちゃんに答えを聞くことにしました。
「ムゲンちゃんさあ、かくかくじかじかでこういう問いを投げかけられたがどう答えたらよいだろうか?」
ムゲンちゃんはチャット上にこのような言葉を打ち込みました。
「経済とは人が効率よく生きるために発明したシステム。しかし、いつの間にかその効率の良さ
は投機、技術の進歩の介入によって人が生きるという事を最優先する事を忘れさせてしまった。」
マドロミはムゲンちゃんが久しぶりにまともな回答をしたので驚きました。
そして、すぐさま弟の部屋のドアをバタンと開けて言い放ちました。
「働いてからお言い!」
弟は何の事だか良く分かりません。
(おわり)