マドロミという女の子がしました。


マドロミはとても寝ることが好きな女の子です。


マドロミは世界がマボロシでできている。

それに気がついてしまったのです。


昨日の景色は今日になったらマボロシ。

今日の景色は明日になったらマボロシ。

明日の景色はその次の日にはマボロシ。


マドロミは思います。

「私が今いるという事、それすらもマボロシ。では本当のワタシハドコニイルノデショウ?」


マボロシにはムゲンちゃんという友達がいます。

ムゲンちゃんは物知りなのでマドロミの質問について適切な回答をしてくれます。

マドロミはネット上どこかにいるムゲンちゃんに聞きます。

「私は思うんだが、私はマボロシ。あなたもマボロシ。今こうして質問している事もマボロシ。では私は誰なんだろう?」


ムゲンちゃんは回答します。

「あなたはマドロミ。寝る事が好きな女の子。でも今日のあなたは明日になればマボロシ。明日のあなたもその次の日になればマボロシ。でも、あなたはマドロミという女の子。ただそれだけの事。」


マドロミはつぶやきます。

「私はマドロミ。でもマボロシ。ただそれだけの事。」