古い町並み。

聞こえてくるのは自分の足音だけ。

そんな場所で、一件のらーめん屋があった。

中に入るとあまり客はいなくどこか場末の漁村かなんかにきたような錯覚を覚えた。


新しいらーめん屋を開拓するときに、一応決まり事がある。

それは、らーめんとチャーハンか餃子を頼むこと。

それで、その店の味が分かる。

僕が座ったカウンター席の斜め前に、かわいい女の子が座っていた。

高校生かな?その店の娘か、バイトだろうか?


そんなことを考えているうちにチャーハンがきた。

量はすくなくて、肉がはいっていなかったけど、とてもなつかしくて香ばしい味がした。

それを半分ほど食べ終わるとラーメンがきた。

これもどこかで食べたことがある?

どこだったか。。

ああ、そうか。

スガキヤ。

落ち着く。


食べ終わって、お会計をしにいくと

さっきまでラーメンを食べていた子がカウンターにいた。


ありがとうございます。

といわれたので、どーもといった。


お腹が一杯になった帰り道はやはり自分の足音しかしなかった。