動画より・・・一部書き起こし
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●最初の質問 ライブドアとフジテレビについてどう思いますか?
堀江さんの最大のウィークポイントで最大の欠点は?「文化がない、文明だけで」インターネットにしても、あれは文明でしょ。文明の利器なんですよ。文化じゃないんですよ。
あの方、百科事典を全部そらんじたって言うんですけどね、中学か、小学校のころ、だったらね、文化があればね、ああいう風にならないんですよ、服装にしてもTPOってのがあるわけだし・・・
筋道を通すとか礼儀作法であるとか、たしなみであるとか、いろんな文化があるわけですね、それがなにひとつ身についてらっしゃらないのね、あれだけ頭の良い方が、その美意識とか美しさとか、そういうものとかで、大体ニッポン放送とかフジテレビにしても文化を売り物にしてるんですよ。文明を売り物にしてるんじゃないんですよ、そこを勘違いなさってるのね。
●昭和10年長崎生まれの次男坊2歳で母を亡くし継母に育てられた。
実家は繁華街でカフェを経営、美輪の美意識を育んだモダンな町並みは原爆で一瞬のうちに破壊された。
美しいものへのあこがれが人一倍強かった少年時代歌手になることを決意する。上京して職を転々するのち、17歳の時銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」で歌い始める。そして21歳「メケメケ」が大ヒット、神武以来の美少年と騒がれた。。。
<なかにし礼さんインタビュー>
「最初僕はお客としてね、銀巴里に行っていて、美輪さんはそこの歌手として、メインの歌手ですよね、”もう、綺麗で綺麗でね、ものすごい美しい少年というか青年で、で、歌がうまいでしょ、まあ、大変な人気でしたよ。」
●しかし、白い目でみるものも大勢いた、美輪は同性愛者であることを隠さなかった初めての芸能人、今でこそ珍しくないが、この時代は風当たりが強かった。世間を見る目を一変させたのは、31歳”ヨイトマケの唄”の大ヒット!女性肉体労働者の家族愛を歌い、社会派と呼ばれた。この歌で作詞作曲も手がけた美輪は、日本初のシンガーソングライターである。
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ヨイトマケの唄の後に、転機が訪れる。当時を代表する劇作家“寺山修二”の劇団”天井桟敷”の旗揚げ公演に主演32歳、、、舞台俳優としてのデビューを果たす。独特の存在感を見せつけ、現代の女形として、確固たる地位を築いた。
さらに、その名を高めたのが、三島由紀夫が、どうしても美輪に演じてほしいと願い、実現した、”黒蜥蜴”名探偵”明智小五郎”との騙し騙されの駆け引きを演じる女盗賊“黒蜥蜴”映画化もされ、役者としての美輪の代名詞となった。
映画は海外でも上映され、美輪の名は世界に広がった。パリで開かれたコンサートでは、本場のシャンソンファンを熱狂させ、、、。
<なかにし礼さんいインタビュー>
「今現在ね、世界でね、女装してね、それで、、、男性が好きだということを公言してね、それで芸術活動をやっている芸術家ってね、まあ、美輪明宏ひとりだと思いますよ。
まず、女装までしている人はいない。彼の、常にね、飽くことなく突き詰めている自由に対する夢、その自由に対する夢の一つの象徴的な行為が恋愛の自由、してまた衣装の自由というものを彼はやってみしてるわけよ。
それは世間の人から見れば、違和感を覚えるものであっても彼はそれは彼にとっての一つの自由の証明であり、その自由のために戦っている戦士の、あるいは戦闘服だと、そう思っていいんじゃないかと思うんですよ。」
●黒蜥蜴の立ち稽古風景
<明智小五郎役 高嶋政宏さんにインタビュー>
「60人出演者がいたら、60人のその人生をすべて説明して、その人のその人生の中から出るその動きをつけてあげる、しかも、その人が目立つように、、、
一度、2年前の黒蜥蜴の時にある人が要するにちょっと動きがうまくいかなかったんで、その役首になったんですよ、でも、そのすぐ後に、要するに、その人が生きる役をつけて、その人、その役の方が生きたんです。
私がかかわった俳優・役者、絶対に舞台上で良く見せてやるんだと、ものすごい情熱がありますからね。」
けいこ場はさながら、美輪学校だ・・・
台詞のほとんどない、まだ二十歳そこそこの新人達にも、基本から丁寧に教えていく、、、
「・・・わかった?あなたたちも、ただ、こうなりたいと思って、なーんにも勉強しないで、いい役こないかな?いい役こないかな!つったって、、だから、たとえできる…て…できます!日本舞踊できる?はいできます!なんでも出来るようにしていないと、そうしてたら仕事は、あいつできるんだって、どんどん来るようになるんだから、、、ね、品物揃えとかないで、仕事こねーかな、こねーかなーつったってしょうがない。。。なんでも出来るようにしていないと・・・デパートみたいに・・・。お客さんがあれありますか?ってたら、はい、ございます。これありますか・・・ございますって言う風に、なんでもやれないと・・・タレントはね・・・そう・・・」
●日本人は今美しいですか?
今ね私ここに来る途中ね、男の子たちね、みんなでモップか雑巾をかぶってる子たちがね、たむろしてるのかと思ったらね、みんなオリジナルのヘアースタイルなんだけど、醜いんですよね。みすぼらしいというか汚らしいというか、美しくない…
だから、その、ヘアーデザイナー達がみんな功名心だけで、こういう恰好をすればみんなに新しいってほめられるだろうとか、こういう風にすればみんな驚くだろうとか、名前があがるだろうとか、そういうことばっかりでね、
ファッションデザイナーもヘアーデザイナーも、そんなことばっかりで、卑しいんですよ、性格が、、、そんなの芸術家でもなんでもない、なんですか・・・簡易住宅みたいなもんですからね、今のものは、、、すべてがおてがるで、なにもかも、、、
ですから芸術家っていうのは、すばらしい芸術家ってのが育ちにくい環境なんじゃないですか?
社会機構(個人ないし集団,組織がうちにもつところの一定の目的のために社会的行為を営むことができるように手段化され,制度化された仕組み)全体が、、、必要としないみたいなとこありますよね。
ほんとは一番必要なんですよ今の世の中、世界中に…
☆みんなが美しいものを見ていれば戦争はなくなる、美輪明宏はそう言った
美の伝道師、美輪明宏、本物の美しさを、あなたに・・・・☆
スタッフ<美輪さんって怖い人と思っていたんですけど・・・
美輪さん<怖いですよ
スタッフ<今まで人を殴ったことありますか?
美輪さん<ありますよ、灰皿で・・・私は弱い者いじめする人は大っきらいなんですよ!!!
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本当に美しいもの・・・
美輪さんの言われるものはおそらく
内面からにじみでる美しさ・・・
美輪さんはヴィジュアル系なので深く知らない人にはわかりにくくはあるけれど、
原爆体験や、もろもろの人生経験から、
日本人がもっていた先祖代々伝えて大切にしていた
伝統・文化
いえ、それだけじゃなく、
ヨイトマケの唄のお母さんのような
「貧しくても美しくりっぱな姿」、そういうものを言っておられるように思います。
そして、今の人をけなされているようにも見えますが、本来の美しいものを生み出せないような社会機構その辺に問題がありそうですね。
次回は別の動画の書き起こしで、ヨイトマケの唄の美しさをさらに追及します(。✪✪。)
芸術を極めていくと…⑦ 美輪明宏 スピリチュアル対談 ボクらの時代 本当の美しさとは・・・につづく
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