使えるもの、食べられるものを捨てるのは
良心の呵責が発動して難しい
その中でも高価なものより
何気ない日常的なものの方が、より難しい。
またまたそれを体験しました。
近くの商業施設内のベーカリーが
変わりました。
食パンの”◯◯◯パン”という名前から
上質さが醸し出されています。
パン好きなので嬉しくて、
普段は一斤だけ買うのに二斤買いました。
厚手のトーストを食べたくて
四枚切りと五枚切りを。
家に帰り早速食べたところ
やはり熱々のトーストは美味しい！
と感じたのですが、後味に感動はない。
翌日は、朝だけでなく夜にも一枚ずつ
食べました。
「熱々の厚いトースト
好きだよね、美味しいよね」
と自動的に自分で自分に言い聞かせて
いたようなのですが、
続けて食べて
「いや、これは美味しくない。
パンの香ばしさよりも
食パンなのに甘さが勝ちすぎ。
後味の悪さは、なにゆえ？」
とはっきり認める事態となりました。
「後味に感動はない」
なんてカッコつけた言い方をしてまでも
「美味しくない」
と認めるのを無意識に避けてたことにも
驚きます。
結局、四枚切り一斤は食べたのですが
あとは、その端と5枚切りを
ぞんざいに冷凍庫に入れました。
「また少し間をおいてから食べよう」と。
ぞんざいに冷凍庫に入れて一日
うち棄てられた感のあるパン
パン好きですから、
二日後の朝にもうパンを食べたくて
冷凍庫を開けて、
「まだこんなにある。
早く新しいのを買いたいな。」
と思った瞬間。
あっ
またこんな事をしている！
と気づきました。
高級珍味の方が
美味しくないと思ったら
意外と手放せます
もともと
日常で必要としている物ではないから。
必ず食べるもの•使うもので
好きでない、くたびれてる、美味しくないもの
それを捨てるのは意外と難しい。
自分に我慢を強いて使う、食べるか
使わずに放置するか
それを家から無くすには
自分の身体をゴミ箱にするか
外のゴミ捨て場を利用するか
やましたひでこの話を聞くまで
そんな視点はありませんでしたが。
それに食通でもない私が
この食パンをここまで思うのは、
身体が拒否しているからなんですね。
裏の原材料表示を見て
思い当たることもあります。
店員さんに勧められ勢いで買ったものの
似合わないと思った服は、
高くても諦めて手放すのに、
身体が拒否している数百円の主食は
もったいないと我慢して身体に入れる。
そんな自分の癖に気がつき、
思い切ってこのパンを捨てました。
ごめんなさい
食べられなくて
買い物の間違いはあります。
その失敗から目を背けて
自分の身体と自分の家をゴミ置き場
にする事こそ避けたいです。
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