社長に呼ばれ、ゼネコンの安全大会という会社の偉い人が集まる場所になぜか入社3ヶ月ほどの俺が出席させられた。
丸々二日間、2社に出席。
豪勢なシャンデリアがぶら下がった広いホール。
最前列の真ん中という貴賓席に座らされた。
やめてー。
さらに壇上で表彰までされた。
俺、何もしとらん。
テーブルごとに安全について話し合いが行われた。
有意義な会議。
しかし、現場単位だと安全意識が全然共有されてない。
「こんな条件だから仕方ない」。
その前提でしか作業を出来ない状況になってから押し付けられるのは常に末端の作業員。
それまでにきちんと対策を練っていれば「仕方ない」状況にならずに済む。
けどやらない。
この会社はそんな場面が多すぎる。
だから事故が頻発している。
事故は現場で起こる。
どんなに素晴らしい話し合いをしても末端まで伝わっていなければ意味がない。
だから事故はなくならない。



2日目は市民ホール。
聞いているだけなので睡魔が半端ない。
記名して途中で抜けてもまったくバレないっすね。
「やりました」って既成事実のための大会だった。
どちらにしても危険極まりない、いつ死亡してもおかしくない業界。
自己防衛第一に考えたら出来ないことが多すぎる。
ちゃんとしてなさすぎるから危険になる。
有資格者の判断できちんと準備をして作業を出来る、そんな当たり前なことが当たり前に出来るようになってほしいね。