「凄まじいな・・・これ・・・。」
「一体何が・・?謀反が起こるなどという情報は入ってなかったんだが・・・・。」
樹と風雅は甲賀の里に入った。その凄惨な状況を見て、二人は思わず息を呑んだ。兵介の話によると、奇跡的に死者はなしだという。しばらく歩くと懐かしい顔と出くわすこととなった。
「おー、・・・・・って・・樹君?」
「ういっす、面無さん、廻神さんご無沙汰しております・・・・。」
「和田 樹・・・・君が呼び出されたと言うことは・・・・やはり・・・・・・。」
風雅と樹は廻神と鬼面より燐が謀反を起こした事を聞いた。
「多分・・・だが・・・燐は十勇士として迎えられてる気がする・・・。二年前にな、俺はちょっとある計画を耳にしてなっ、それが十勇士についての物なんだがな・・・・。二年間の調査の結果、何人かがわかってだな・・・・。その一人が燐と一緒に居たんだよ・・・・。風雅さんよっ、アンタは良く知ってるはずだぜ・・・・乃亜って奴・・・。アイツが『霧隠 才蔵』って名乗ってるんよ・・・。」
「なっ!?乃亜が・・・・・・!?」
昨日、瑪瑙と綾乃からの話に出てきた水術使いの名前が出てきたので、樹は軽くうなずく。横で風雅の口元が緩んでいるのが分かった。
「それで燐が連れて行った子供がいまして・・・そのこの能力が、死者の復活と未来の人物を呼び寄せる力なのです・・・。」
「それで俺がやって来たわけか・・・・。んじゃー転生させんのは・・・初代の佐助あたりか・・・?そうでないと燐が裏切る理由が検討つかねぇ・・・。」
「とりあえず・・・彼奴が復活すると色々まずいな・・・・。樹、貴様は今すぐ江戸に行って家康公に報告を入れろ!そしてとりあえず『アイツ』と落ち合って対抗策を・・・。」
風雅に急かされて樹は甲賀を後にして江戸へと向かう。江戸へ向かう途中、樹の笑みは途絶えなかった。
「あ~、白の奴、元気かな~?」