翌日、九度山襲撃の件は伊賀に届いた。
「頭領!何者かの襲撃により九度山に居た堤 草月及びその十四名の部下が死亡。敵は真田 幸村とともに闘争した模様!」
「・・・・真田・・・・。おそらく彼奴は大阪であろう・・・。ことの仔細を確かめるため、俺は甲賀に向かい、そのまま大阪へ向かう。大御所の依頼もあるからな・・・・。」
そう答える伊賀の頭領は二十代後半の白い髪をした美男であった。報告に来た忍者はその内容に心配してこう続ける。
「しかし、頭領!護衛は・・・!?」
「いらん・・・。草月がやられる程だ・・・・うぬらが行っても意味が無いぞ・・・。それとも・・・なんだ・・・俺を信用してないのか?」
彼はそういうと善は急げと言わんばかりに伊賀を出て甲賀へ向かった。甲賀に入ってすぐに彼は歓迎され、長老である廻神の元へ連れて行かれた。彼の屋敷で待つこと数分、白髪の初老の男、三十路程の金髪の男、二十代半ばの女の三人がやってくる。
「この度・・・・伊賀より遠路はるばる・・・・。」
「んでっ、んな事より・・・・用件はなんだい・・・?わざわざ君がくるぐらいなんだからさ!」
白髪の男、廻神が丁寧に礼を途中に金髪の男、鬼面が割り込んでくる。すると彼は昨日の事件を話し、真田についての情報を貰いたいと述べた。
「俺らの事を疑っているのか?」
「いいの、鬼面様・・・私達が幸村様と繋がっていたのは事実よ。でもね・・・・今は彼とは関わっていないの・・・・私も『猿飛 佐助』じゃ・・・・ないの。・・・・信じてください・・・・・風雅さん・・・・。でも・・・・おそらく・・・・先代佐助の遺志が・・・・・。」
二代目佐助であった燐が放った言葉に風雅は驚かされた。そして彼は今回の事件に大きく関わる人物について知るのであった。