ひょんな事から高橋と戦うことになった俺は悟空を呼び出し、如意棒に変える。ステージは『お菓子の国』という別の亜空間で、建物全てがファンシーで甘いにおいが漂ってくる。
『では・・・・私がジャッジを・・・・。Ready Fight!』
アートレスの掛け声と共に俺は高橋に向かって走り出す。
「先手必勝!」
「で・・・出てきて・・・メイちゃん!」
高橋がそう叫ぶと高橋の一歩前の床から、ショートカットのメイドが現れた。そしてその右手をガトリングに変化させてエネルギー弾を発射する。武の腹部に見事命中し、彼は後方へ吹き飛ぶ。
『御呼びになられましたか、ご主人様・・・。本日はどのようなご用件で・・・?』
「い・・・今吹っ飛ばした彼をやっつけて・・・!」
するとメイは右手を刃に変えて武に襲い掛かる。メイの斬撃を如意棒で受け止め、武は彼女の腹に蹴りを放つ。その後も武とメイの一進一退の攻防は続いた。
「しゃーねー、汚い気もするが・・・・。」
そういって武はメイに襲い掛かる。メイはそれを防御する構えに入るが武の攻撃は来なかった。武はメイをスルーして高橋本人に襲い掛かる。しかし、彼の動きは想像以上に機敏で、三撃目の蹴りが入ったと思った瞬間にメイのパンチに飛ばされる。
『大丈夫ですか・・・ご主人様?』
「ってー・・・。アイツ自身もそこそこ動けるのかよ・・・。お手上げだ・・・・正々堂々と斬ってくれ・・・・。」
武が負けを悟るとメイは彼の首根っこを掴んで持ち上げる。そして余った腕を刃に変える。
『これで終わりです・・・・。』
「・・・びろ・・・・ぼう・・・。」
武が何やらつぶやいた瞬間、地面に落ちていた超小型化された如意棒が伸び出し始める。それはメイの鳩尾を突きつつも伸び続け、壁にぶつかる。
『ァ・・・・カッ・・・・・。』
「形勢逆転だな・・・。戻れ、如意棒・・・!」
武の掛け声と共に如意棒は縮みだし、普段の大きさに戻る。そして力なく落ちてくるメイにむかって武は渾身の一撃を放つ。しかしそれは間に割って入った高橋が直撃し、彼は気絶する。その瞬間、武の勝ちが確定した。