「感謝する・・・。」
そういうと俺は陽炎の姿をした小助の左胸に氷雨を突き刺す。
「凍源郷・・・・。」
俺が氷雨を抜き去った瞬間、小助は巨大な氷の柱に包まれた。そして次の瞬間それは砕け散り美しい結晶となって舞い散った。
「終わったぜ・・・白・・・。」
そういって俺が振り返った瞬間、そこには誰も居なくなっていた。
「俺にあって・・・・お前に無いもの・・・・?」
風雅は一瞬顔をしかめた瞬間佐助は大剣を振り下ろす。しかし風雅はそれを知ってたかのように剣に向かって手をかざす。
「風双・・・裂掌!」
風雅は短く叫ぶと佐助は風双裂掌に力負けし、後方へ弾き飛ばされる。
「すげーすげー。んでも、剣は折れてないぜ!これは『風刃』っつう刀でな、甲賀の秘刀なんだぜ?」
「さっきからじょう舌だな・・・。慢心は身を崩すぞ・・・。」
「慢心じゃない・・・余裕だよ!次は風双裂掌を攻略してやるよ!」
佐助は剣の切っ先を風雅に向けて突きの体勢に入る。そして佐助は風を全身に纏い、強力な突きを放つ。それに対して風雅は風双裂掌で返す。
二人の技の威力は伯仲していて風双裂掌が途切れたと同時に佐助の右腕がはじかれる。
「これじゃよけらんねーよな?」
佐助の左腕より空気の弾丸が放たれ、風雅の右足と腹部に風穴が開く。
「見せて・・・やるよ・・・。俺の『爪』をな・・。」
その頃、白は背後より襲ってきた望月を軽く一蹴し、轟音の鳴る方向を眺めていた。
「あっちは・・・・風雅か・・・!」
そういうの背後に迫ったのは死んだはずの望月であった。その凶刃が白に届こうとした瞬間、俺は氷雨で相手の刃を受け止める。
「油断しすぎや、白。『死なず』の六郎だぞ・・・相手は・・。」
そういうと俺は水弾で望月の刀を弾き、彼の心臓に刃を突き刺す。
「無駄だ。さっき自分で言ったじゃねーか・・・『死なず』ってな・・・。」
「『死なず』の正体なんて『超再生』あたりだろ?」
冷や汗をたらす望月に対して俺は冷酷に言い放つ。
「絶対零度においては・・・細胞も活動しねーだろ・・・。凍源郷。」
俺がそう言い放つと、死なずの六郎に死が訪れた。
【3対2】