敵組の頭である御手洗風雅はただ一人風に乗って森を進んでいた。すると『ヒュン』と言う風を切る音が聞こえて風雅は静止した。彼の眼前を通り『かまいたち』が地面に喰らいつく。風雅は空を見上げる、そこにいるのは羽を生やし、槍を握った一体の天狗。その天狗はゆっくりと口を開いた。
「轟 隼人だ。会いたかったぞ風雅。俺が真の風使いだと言うことを教えてやる。」という隼人に対して「ふざけるな、羽があるだけじゃ、羽からかまいたちを作れるぐらいじゃ、風邪使いとは言えねぇ・・・・。見せてやるよ『本物』の力をな・・。」
風雅は一瞬にして上空に舞い上がり、隼人との距離をつめる。隼人がやりにて突きを放つが、紙一重のところで風雅はよける。そして風雅が左手を前にかざした瞬間、早との腹部に衝撃が走る、『衝撃波』だ。一瞬よろめいた隼人に、風雅は空中で一回転し、右足を隼人の後頭部に打ちつける、「ガッ」隼人がたじろぐ間も無く風雅は右に左に拳を放つ。
満身創痍となりながらも隼人は風雅の着物の襟を掴み地面へと向け力いっぱい投げつけ、落下する風雅に対し全力で羽を羽ばたかせかまいたちの連撃を放つ。彼のしたらへんの森の一体は、無残にも切り刻まれていた。「流石の風雅もここまでやればいきておるまい・・・。」と安堵のため息をついたのも束の間、「おい、殺しは無しだというのを聞いてなかったか?まぁ、偽者が本物を殺すのは無理だがな。」と冷ややかな声が背中で聞こえる。
背中の声は「かまいたち・・・。」と自分が慣れ親しんだ技の名を口にする。その瞬間、背中に激痛が走り、彼の意識はそこで途絶えた。地面に落ちた無残な天狗の首に風雅は手をかけ、首飾りをちぎり取る。現状【6対7】