夜明けと共に鐘が鳴り、十四の影は漁火の森へと入った。俺は、犬千代、花、綾乃、瑪瑙と五人で行動していた。そして俺は「どうする?俺達はこのまま一丸となるか別れるか?」というと犬千代は「必要以上の密集はかえって危ないからな。俺と花は別行動にする、いいだろ?」と言うと犬千代は狼へと変化し花を背中に乗せて走り去ろうとした。


 すると瑪瑙が「これ、お守り。」と言って小さな鏡をわたした。犬千代はそれを受け取り森の奥へと消えていった。三人で道を進むにつれて、沈黙が苦になった俺は「なぁ、相手って強いのか?俺は風雅しかしらないんだが・・・。」すると綾乃が「強いわよ、もちろん風雅はこの里でも頂点に立つほどの実力だし、他の面子も凄いのよ。」という綾乃に対して俺は「誰がどう凄いんだ?」と聞くと瑪瑙が「風雅君の次に強いのが多分白君。その次が岩代入道さん。後、犬千代君のお姉さんもいるし・・・。」


 綾乃が瑪瑙に続けて「とにかく一番ヤバイのが『雷堂 白』あいつは風雅の次に強いのよ、いや、もしかしたら風雅と互角かそれ以上・・・。」驚きを隠しきれない俺に対し綾乃は「大丈夫、こっちには私と瑪瑙がいるし。多分二人で風雅か白以上の実力があるわ。だから私たちがどちらかを倒し、アンタがもう一人を倒す。それでいいのよ。」と綾乃は言い放つ。


 こうやって俺たちがのんきに話している間にも、戦いが始まろうとしていた。