コロナの影響で、
スペインの平均月給が
過去50年間で最大の減少率になりました

2020年度の
fourth quarter時点での平均月給は
1641ユーロ(約21万円くらいかな)

州別に見て平均月給が最も高かったのは
マドリードで、1964ユーロ(約25万円)

平均月給が最も低かったのは
カナリアス州の1281ユーロ(16万円)
これは観光業への依存度が高いからです


それでも、これはあくまで平均値なので
貧富の差はあり、

コロナの感染拡大がおきてから
1年になるところですが
毎日の食糧を確保出来ない家庭が急増しています

貧困層に対する食料供給
無料で行なっている慈善団体の1つの
マドリード食料バンク財団の発表によると

コロナが始まる前の2019年に
供給した食料は20,670トンで、
同年12月に食料支援を施した個人の数は
130000人であったの対して

コロナ危機が始まった2020年度では
供給食料の総重量が23,680トン
同年12月に行なった食糧支援は
186,381名で前年度比較43%の増加となりました

これはマドリード食料バンク財団の分だけの数字で
他にも慈善団体はあり、

マドリード市行政も
貧困層に対する食料支援をしていて
食糧援助を申請した人数は 
2020年には前年度の4倍にあたる
255,000名に達したそうです


行政や、主要な大きい慈善団体による支援だけでは
コロナによる貧困層急増に対応することは
難しくなってきたので

各地で一般の地域住民による慈善活動が行われていて
そういう活動を続けている団体は
マドリードだけでも76団体あり
「地域住民協会連盟」として一体となって活動しています

スペインでは
日本の「生活保護」にあたるものは
行政でもやっていますが
行政よりも、民間の団体の方が大きく関わっています

企業や資産家、個人の寄付などで
慈善団体が「生活保護」を行っています


これは、
ヨーロッパの思想で
ノブレス・オブリージュ
フランス語で  noblesse oblige
「高貴さは(義務を)強制する」って意味で

財産、権力、社会的地位の保持には
義務が伴うことをしめします

昔は、貴族の義務のことでしたが
現代では貴族に限らずに
企業や個人でも資産家や社会的地位の高い人の
義務です


コロナを乗り切るために
がんばってるのは民間だけではなくて

新聞によると

バレアレス州の政府は
大企業が所有する建物で、
長年空き家になっている建物の56軒を
強制的に7年間借りて、
経済的に問題のある住民に収入の30%以下で
賃貸するという法案を決議しました

建物の所有者は
銀行や大手投資ファンドや建設会社などで
州政府はこの政策に180万ユーロを支払います


企業が何にも使ってない、
所有してるだけの物件を
政府が借上げて、低所得者に住宅として
安く貸すことは
とてもいい政策だと思うので

バレアレス州から他の州も真似して
広がってほしいです