「石のスープ」


子供の頃に読んだ童話です

似たようなお話は世界各地にあって


みんなが協力をして何かをなしとげる
呼水の例えにもなります



旅人がある貧しい村にたどり着き
お腹がペコペコで 
食べ物を恵んで欲しいと頼みますが

どの家も旅人にご馳走できるほどの食料が
無いと断ります


そこで旅人は、
「スープが作れる魔法の石を持ってるので
鍋とお水だけを用意してくれるだけでいいです」
と言いました

水を入れた鍋に石ころを入れて
家の外で火を焚いて鍋をかき混ぜているのを
その家の人は 興味を持って見ていると

旅人は 味見をして

「この石はもう何度も使って 古くなったので
ちょっと味が薄いようです
塩を足したら美味しくなると思う…」

そう言うと家の人は
家から塩を持ってきました

隣りの家の人が
何ごとか?と出てくると
魔法の石のスープの話を家の人が
説明してる時に

「玉ねぎがあればもっと美味しくなるのになぁ」

そう旅人が独り言のように言うと
隣人が
「玉ねぎならあるよ」と持ってきました

そうやって
村人たちが1人2人と集まってくると

旅人は
「うーん、あと何かあれば最高なんだけどなぁ」
と 、その度に味見をして独り言を言うと

干からびてるけど人参ならあるよ 
とか

豆ならあるよとか

みんなが持ち寄って

最終的に具だくさんの
美味しいスープがたっぷりできて

旅人だけじゃなくて
村人みんなでスープを飲んで
貧しい村にも笑い声があふれました

ってお話ほっこり


私はこのお話が大好きで

子供の頃に真似をしたくて爆笑

でも 誰もが知ってる童話だし
現代でそんな魔法の石の話を
信じる人もいるはずないしてへぺろ

※ナポレオン軍の兵士が
どこかの村人を同じような方法で
食糧得た逸話がありますが
それも嘘だか本当だか キョロキョロ


なので子供の頃に
子供達で「石ころスープを作る」と言えば
大人たちが  のっかってくれて

ミニお祭りみたいに
大人たちが食材を持たせてくれて
子供だけでは火は危ないから
少し年上のお兄さんやお姉さんもついてくれて

「石のスープごっこ」をしました

#愛されフード

私は「石のスープ」です