思いを募らせる。

 

 

 

   それは、恋人に対してだけの特許ではなく、

   欲するもの全般に対してである。

 

 

 

   私は、思いを紡ぎ、募らせる。

 

 

 

   なりたいものには永遠のように思いを募らせる。

 

 

 

   なり得ようのないものには思いを紡ぎ続ける。

 

 

 

   私は、声を出せないから、思いを募らせていく。

 

 

 

   消えていくのは嫌だから、思いを紡ぎ合わせていく。

 

 

 

   手は届き、足跡はずっと残っていく。

 

 

 

   抱きしめてあげよう、その言葉に振り返る。

 

 

 

   どこにいても影だけは見つけられない。

 

 

 

   そんなに遠くない今までの自分。