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使えずにいた

その言葉を

誰にも使えずにいた

 

そこにのしかかる

重圧に

その重圧に

いつも甘えていた

 

どこかに

何かを

置き忘れているかんじ

 

そのまま

放置していて

それを取りに行きたくなるかんじ

 

どんなに思い出そうとしても

その重圧

そのかんじ

その言葉

 

その欠片すら

もう今の自分には

取り戻すことができない

 

あの時の老人の眼差しが僕の心を突き刺す