絵を描こう

 

 

そう思った最初の人間は

 

 

絵を描こうと思ったのだろうか

 

 

多分相手との意思の疎通を狙ってのことだと思う

 

 

でもそれが美しいと思った人がいたわけで

 

 

それを書きたいなと思った人もできた訳である

 

 

そして、今、美術館ですごい絵はお金をとっている

 

 

お金をとってみたい価値のある絵は存在する

 

 

ただそのお金を取る絵と取らない絵との境界はどこだ

 

 

それは専門家しかわからない

 

 

でもこの絵が、この値段だよと言われて

 

 

じゃあ買おうか、やめようかと判断するのは素人である

 

 

私は、絵を上手に描きたい

 

 

そう思って50年

 

 

全く上手く描けない

 

 

それが上手くないと判断しているのは、素人の私だ

 

 

でも私の絵が、この値段だよと言って

 

 

買ってくれた人がいたとして、その価値はどう理解したらいいのだろう

 

 

私はまた描こう。

 

 

値段という価値で判断するのでなく

 

 

描きたいと思うこの自己完結型の欲望に沿って