福岡県の田川市に本社を置く、大正13年創業の石灰メーカーである 田川産業株式会社 行平信義 社長を取材させていただきました。




◆田川産業(株) / 行平社長インタビュー番組・・・ http://j-president.net/data/data152.html




工場を見学させていただきましたが、見渡す限り石灰の白で埋め尽くされた工場内はむしろ “美” さえ感じさせる幻想的な空間でした。

社会科見学で子供達が来ることもあるそうですが、それも納得です。


「漆喰」(しっくい)というと、日本古来の自然素材で身体には良さそうだけど脆そう、、というのが私の勝手なイメージでしたが、同社が開発した技術により大理石並みの強度を実現。

漆喰本来の魅力である呼吸性能・調湿度性能・吸着性能はそのまま、殺菌力まで併せ持つという時代が求める商品に生まれ変わっています。


その実績が認められ、グッドデザイン特別賞2回、ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞を受賞するなど高い評価を得ています。



「新規で事業を立ち上げるとき、最初から資金繰りにつまづき苦労した。清水の舞台どころではなく、エンパイアステートビルの屋上から飛び降りるような気持ちだった。保険を掛けてどこかに車で突っ込もうかと考えたことさえあった。」


という時期を乗り越え今に至る行平社長。


ブレない、深い芯を感じました。




日本が誇る技術を元に世界展開を目指す同社の展開に、今後も期待です。




◆田川産業(株) / 行平社長インタビュー番組・・・ http://j-president.net/data/data152.html