そういえば昨日、山口県から島根県益田市に入ったが県境の標識に気がつかなかった。今日はその益田市から島根県の東端の松江市まで一気に北上する。
9号線をひたすら走る。山中を走り、時に海沿いを走るといった感じだ。
江津(ごうつ)あたりのパーキングでひと休み。パーキングのすぐ裏はビーチだった。
その後は山中を数多くのトンネルで抜けていく。
途中で「温泉津温泉」という標識が目に入った。おんせんツおんせん?実はこの辺りは温泉津という地域で「ゆのつ」と読むそうだ。つまり「ゆのつ温泉」ということである。温泉としてはかなり優良な温泉らしく、港町でもある当地は「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されているのだそうだ。どうにもこうにも今日のルートは楽しくないので3回目の掟破りとなる右折で石見銀山へ向かうことにした。しかし実際には車両の乗り入れが禁止されており、間歩(まぶ)と呼ばれる坑道まではかなりの道程を歩かねばならなかった。仕方ないので石見銀山世界遺産センターでお勉強だけ。
お客は私以外誰もいなかったので、ゆっくり観て来られた。トンネルの入り口もこんな感じ。
さて気を取り直して再び9号線を走り、道の駅キララ多岐を左折して340号線へシフト。ようやくご機嫌なシーサイドラインを走ることができた。
やがて出雲大社に到着。2年前にもカミさんと訪れたが、素通りするのも如何なものかと思いお参りをしてきた。
そして出雲そばを頂いた。歯ごたえがあり少し短めの蕎麦で一つ一つの小さなお椀に出汁を入れて食べる。出汁はチョット濃いめだった。
お参りも無事に終えたので出雲の先っぽまで。
日御碕(ひのみさき)灯台。高さは43.65mで日本一を誇る。強度を保つために石造りの外壁と煉瓦造りの内壁の2重構造になっているそうだ。出雲からは宍道湖沿いに松江まで。
静かな湖面を右に見ながら走る。
やがて今日の宿がある松江市街が見えてきた。明日は天気が荒れ模様らしいが鳥取まで走る予定だ。