相変わらずの悪天候で現在は警報も発令中である。日豊本線も運転を見合わせ中とのこと。大雨、洪水、暴風、土砂崩れなど不安要素は沢山あるが、どうやら明日には天気も回復して出発することができそうだ。まさかこんなに長い間ホテルに閉じこもるとは思ってもいなかった。まるで小説家のようだなぁと思いながら私は今このブログを書いている。(笑)
そういえば令和の時代になり四国に入ってからのことを纏めていなかったので、振り返ってみようと思う。四国一周13日で約1400キロの旅。
令和の初日は停滞していた伊予西条を出たが、次のホテル予約の都合上ほんの少しだけの移動だった。大きな造船所を横目に、どんよりした雲の下を走る。

翌日は天気も回復して香川県へうどんの旅。通りすがりのうどん屋に飛び込むものの、3軒でギブアップ。穏やかな瀬戸内海を左に見ながら丸亀市に入る。

GW真っ只中、瀬戸大橋公園から海沿いを走り高松へ、流石に市街地は何処も激混みだった。四国最北端を通って東かがわ市から鳴門スカイラインを走る。リッターバイクばかりで此処でもちょっとお邪魔虫。スカイラインを出たところでは渦潮遊覧船や大塚国際美術館あたりでまたもや大渋滞。ようやく鳴門を抜けて阿南に到着。

翌日は四国最東端の蒲生田岬へ。長くて急な石段を上がり灯台からの眺めは素晴らしかった。その後は林道〜小さな漁港〜林道を繰り返し、日和佐駅から南阿南サンラインへ。ここでも原付お邪魔虫。そして室戸岬経由でゲストハウスひみつきちに到着。

ゲストハウスで知り合ったフランス人のニコ君と夕飯を一緒に食べる約束をして高知へ。途中で携帯ホルダーが壊れ、急遽高知市内の南海部品へ。市内に泊まると思っていたニコ君は、実は隣町に宿泊だったのでタクシーで隣町に向かい、美味しいカツオを一緒に食べた。今でも彼とはLineでやり取りをしている。

桂浜で坂本龍馬に挨拶した後、四万十方面へ。途中のコンビニで休憩中に突然の雨☂️。キャンプの予定だったが急遽近くのホテルに予約を入れて事なきを得る。

翌日の午前中は四万十川を溯り、沈下橋と鯉のぼりの川渡りを見学。午後は四国最南端の足摺岬へ立ち寄り宿毛泊。GWも終盤になり、ひっそりとしていた。

宿毛から再び愛媛県に入る。宇和島まで向かうが海沿いの道を行くのでかなりの距離を走ることに。この辺りは、かなりクネクネした地形だった。夕飯に食べた宇和島鯛めしが抜群に美味しかった。

翌日は小雨の降る中、八幡浜まで走る。天気が良ければ佐田岬に行くつもりだったが翌日に変更。
大崎鼻灯台や諏訪崎灯台へ。諏訪崎灯台までは徒歩で往復3.2キロ。合羽を着たまま歩いたので結構しんどかった。

天気も回復して一路佐田岬へ。そこでカメダ君と奇跡的に再開。久し振りにマスツー(2台)を楽しみ八幡浜で別れた後、松山道後温泉へ向かう。大洲市を過ぎた先で見た可動橋の長浜大橋はとても興味深かった。

道後温泉近くのゲストハウスを出てからドリーム松山店でオイル交換。その後、今治へ。四国の旅も終わるので最後にもう一度うどんを食べてから見近島でキャンプ。夕方にはカメダ君も登場した。

翌日は見近島キャンプ場で昼過ぎまでカメダ君とのんびりした後、しまなみ海道を渡り三原まで。

翌朝は三原から呉線沿いに海沿いの道を行く。呉の手前で左に折れ倉橋島や江田島を回る。音戸大橋の高さには驚いた。大和ミュージアムに立ち寄った後、廿日市市のゲストハウスへ。夕飯は宮島口まで広電に乗り老舗のあなご飯を頂く。

翌日は山口県に入り徳山まで。この日も海沿いの島々を橋で渡り回ったが、特に八代島は大きかった。瀬戸内海の穏やかさに改めて感動。

往路本州最終日は徳山から下関へ。徳山から先は交通量も多く、その後も工業地帯の横を走るなどあまり気持ちの良い道ではなかったが、宇部の街は道路も整備されていて非常に走りやすかった。道の先に関門海峡が見えた時はチョッピリ感激であった。

静岡を出てから下関まで34日、約3800キロ。
明日の天気が気になる津久見での停滞4日目、
随分と人恋しくなった今日この頃である。