2023/10/18 転院

 

 急性大動脈解離StanfordAを14時間超の大手術胸骨正中切開人口心肺オープンステントなどてんこ盛りで助けて下さったS医師に別れを告げ、せん妄だらけだった市立青梅総合医療センターを抜け東海大学医学部付属八王子病院へと転院となりました。


※東海大学医学部付属八王子病院


 全て家族のおかげで感謝しかないです。せん妄の僕には、その当時「どこ行くのー?」くらいの認識しかありませんでしたが。

 退院後に家族からせん妄の事を聞くと『せん妄が酷いので睡眠薬等処方しました。』「その薬は悪夢見やすいと思うので変えて頂けないですか?」と家族。『いえ、そんな事はありません!』と市立青梅総合医療センター精神科医師。


 結構話し込んでくれたらしい。それでも薬の変更は許されなかったみたい。時々zoomで(完全に面会は許されてないので、zoomで画面越しの面会のみ)「あの薬飲むと嫌な夢みたいなの見る」と言っていたみたい。記憶なし。


 で、何が言いたいかと言うと転院で薬もガラッと変わったのです。睡眠系の薬はなくなりました。

 数日に一度下半身リハビリを診てくださるT療法士さんと、病室をぐるぐる回って上半身リハビリを診てくださる療法士さん、このお二人と他愛のない世間話が出来た事も大きかった事。


 また、身体の状態が良くなって来たと療法士さんが判断してくれると看護師さんが付き添ってナースステーション周りを歩行訓練させて下さる事。


 色々話しているうちに「あ、この記憶は正しくないのかも?」「記憶してる事を喋ってるけれど、あり得ない事かも?」と自分の中で精査し始められるんです。会話って凄いし、療法士さんも看護師さんも「そうなんですね」と聞き流してくれた事。


 これらがせん妄から抜け出すキッカケになったんだと思ってます。未だに時々「あれ?この記憶ってせん妄だったのかも?」と思います。知らん顔してブログ書いてたりしてw


 看護師さんも、サポートの方々も「その首掛け袋良いね!」と、簡単に理解出来るだろう言葉を選んで会話してくれていたのです。


 東海大学医学部付属八王子病院…長いなww。東海大八王子では家族の面会が許されています。代表2人で訪問なさって下さい。との事なので、それで家族と話せた事も良かったのだと思います。


※東海大八王子のデイルーム ここで家族と面会


 本当に少しずつですがせん妄から抜けられました。家族はLINEが会話になってなかった!と言います。自分で見ても良く分からない言い回ししてましたw