錯覚からの希望

錯覚は確かに存在するのかもしれない。

しかしその錯覚を言い訳に利用されていないだろうか。

目で見て触って感じて、全ての五感と経験と思考と直感と閃きから導き出した真実と思える出来事を、

何らかの些細なきっかけで大して確かめもせず錯覚だったという言葉で諦めてはいないだろうか。

錯覚という現象が、ごく当たり前のように存在するかのように思わされ、

錯覚という現象の存在を真実から遠ざけるための口実として、

その言葉を巧みに利用され、真実に気がつかぬように操作されてはいないだろうか。

もしかしたら自身がその錯覚という曖昧な現象を自分を信じきることのできない弱さを誤魔化すための言い訳にしたいだけなのかもしれない。

今日お話しする錯覚からの希望とは、

錯覚らしき現象が起こった時ほど、慎重に自身の感覚を信じて進んでみる習慣づけをするというもの。

この行動が錯覚からの希望に繋がって行くのではなかろうかと感じてきています。

錯覚こそが体からの大切なメッセージであると捉え、

錯覚をきっかけに始まる何かの存在に気がつくことが、次への希望に繋がる。

錯覚が起こった前後の出来事に思いを巡らせ、振り返りと進み具合を慎重に見届けて行くと、

確実に何かのヒントらしきものに出くわすだろう。

錯覚が起こった時こそ、真実や希望を伝える入り口となり得るタイミングなのかもしれない。

その事を自身に試すためなのか、もしくは気づかせないようにするためなのかは定かではないけれど、

錯覚というものを盾に、諦めさせようと、遠ざけようと、

錯覚という言葉によって、引き離させる存在に利用されているのかもしれないと感じています。

だからこそ錯覚を利用し、その錯覚を信じることこそが、希望に繋がる存在と実感しています。

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