今日の夕方NHK総合テレビの「首都圏ネットワーク」を見ていたのですが、東京都知事選に前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏が立候補を表明したことが伝えられておりました。同時に昨日報道された前神奈川県知事の松沢成文氏が紹介されましたが、他の予定者については3人の新人が表明していると伝えるのみでその名前すら公表されませんでした。
これは大変おかしな話で誰が有力候補なのか、また誰に投票するのかを決めるのはNHKではなく我々東京都民の筈です。どういう基準で3人の名前を出さないのか電話で聞いてみましたが明確な回答は無し。名前を把握しているかも教えてくれませんでした。つい勢いで「特定の候補予定者のみ報道するのは公職選挙法違反ではないか」、と言ってしまいましたが調べてみると公選法にはテレビに関する規制は無いのですね。その148条に新聞や雑誌についてある程度の規制はしておりますが、今回の事例には該当しそうにありません。
しかしながらこの傾向はNHKに限ったことではなく、民放でも同様に有力候補か或いは話題性のある方のみを取り上げておりますし、泡沫候補と思われる方を馬鹿にしたように面白おかしく伝えている所などより悪質かと思われます。
月曜日に東京都の選挙管理委員会へ問い合わせてみるつもりですが、まだ正式に立候補した訳ではない、公示前の表明の段階で教えてくれるかは疑問です。しかしテレビ報道に関する同委員会の見解について位は分かるでしょう。尚、12年位昔に実施された都知事選挙の際、NHKに同様の事を申し上げたらすぐに改善され、全員の名前を読み上げるようになりましたがその後は全く元の木阿弥、いくら言っても馬耳東風と聞き流されてしまいます。
どうせ無視をするのであれば徹底的に、公示後立候補の受付が終わるまでは誰一人、一切報道しないという姿勢が必要と思います。特にあのしぶとく残る芸人くずれ、東国原某の情報などは徹底的に排除して頂きたいものです。