「鬼宮」放送終了から既に10日ほど
経っていますが、作家さんと監督さんに
インタビューした記事が今日出ていて
八尺鬼やドヨンさんについても
言及されているのでご紹介します。
一問一答の書面インタビューで
基本的にどの記事も同じ内容なのですが、
記事によって割愛されている部分が
あるようなので、なるべく内容が網羅できるよう
いくつかの記事の肝心な部分だけを
訳してみます。
CG설 부른 240㎝ 팔척귀=서도영, 제작진도 몰랐다 ‘귀궁’ 감독 “비밀로 한 이유는” [EN:인터뷰] - 손에 잡히는 뉴스 눈에 보이는 뉴스 - 뉴스엔
「CG説呼んだ240cm八尺鬼=ソ・ドヨン、制作陣も知らなかった‘鬼宮’監督“秘密にした理由”」

~前略~
Q.6 ソ・ドヨンさんは5年ぶりに「鬼宮」で復帰しました。ソ・ドヨンさんを八尺鬼にキャスティングした理由、ソ・ドヨンさんのキャスティングをスタッフにも秘密にした理由が気になります。
八尺鬼はチョン・グムフィという人物が基本になっており、後半の戦争シーンと最終話の儀式を表現するためには実際の俳優が直接演技する必要がありました。鬼神ですがその眼差しには痛み、悲しみ、恨み、怒りが表現されておらねばならず、ドラマの展開過程において感情の変化が多くあるため特殊扮装に隠れていても一人の人物として感情移入が可能なように設計したのです。なのでCGではない実際の俳優が直接演技しなければなりませんでした。そしてその俳優の演技が画面に映っても恐ろしくて衝撃的な怪物のビジュアルが目立つよう特殊扮装をデザインすることが重要な課題でした。
このような理由で八尺鬼自体よりもチョン・グムフィという人物に合わせてキャスティングを行いました。何よりも安定的な演技力と武官に合うフィジカル、そして善良で悲しそうな眼差しが必ず必要でした。ソ・ドヨン俳優が持つイメージと眼差し、演技的なキャリアがチョン・グムフィそして八尺鬼を表現するのに不足はないと確信しました。
ソ・ドヨン俳優の演技に対する渇望と情熱が八尺鬼(チョン・グムフィ)のキャラクターを通じて充分に表現できると信じ、そのように説得してキャスティングすることになりました。ソ・ドヨン俳優が八尺鬼を演技することについて少数のスタッフを除いてほとんど秘密にしていたのですが、それはドラマ後半までその実態が明かされないことがドラマの反転効果のために必須だったからです。
Q.7 八尺鬼をCGでなく実際のメイクで表現された理由が気になります。全身特殊メイクと30kgに迫る鎧を着て熱演したソ・ドヨンさんを見て監督として感じたことがあればお話しください。
ソ・ドヨン俳優は長い撮影期間中重たい特殊扮装と衣装を着けて暑さや寒さに耐えなければなりませんでした。撮影するシーンもやはり難易度が高く撮影に長い時間を要する場面ばかりでした。また後半部過去の戦争シーンや儀式のシーンでは琴線に触れる感情演技を完璧に消化してくれました。その全ての苦難と苦労を厭わず作品とキャラクターのために最善を尽くしてくれたソ・ドヨン俳優には心から感謝申し上げます。
~後略~
----------
'귀궁' 제작진 "'K-귀물·오컬트'… 새 장르 개척했단 평가 감사해" [일문일답]
「‘鬼宮’制作陣“K-怪物・オカルト…新しいジャンルを開拓したという評価に感謝する”」
~前略~
(前の記事と重複する部分は黒文字、
新しく言及されている部分は青文字)
Q.7 ‘鬼宮’の重要人物のうちの一人である八尺鬼をCGでなく実際の扮装で行った理由は何でしょうか?
ユン・ソンシク(監督)ー 八尺鬼はチョン・グムフィという人物が基本になっており、後半に戦争シーンと最終話の儀式を表現するためには実際の俳優が直接演技する必要がありました。鬼神ですがその眼差しには痛み、悲しみ、恨み、怒りが表現されておらねばならず、ドラマの展開過程において感情の変化が多くあるため特殊扮装に隠れていても一人の人物として感情移入が可能なように設計したのです。なのでCGではない実際の俳優が直接演技しなければなりませんでした。そしてその俳優の演技が画面に映っても恐ろしくて衝撃的な怪物のビジュアルが目立つよう説くシュッ扮装をデザインすることが重要な課題でした。八尺鬼の扮装は特殊メイクの技術を活用したものです。概念的にはアベンジャーズのサノスを表現した方式と通じる技術です。サノスもまた俳優(ジョシュ・ブローリン)が直接演技し特殊制作されたスーツを着用してCGを通して完成したビジュアルです。
ソ・ドヨン俳優の実際の身長は186cmです。八尺鬼は8尺(ほぼ2m40cm)の大きな身長に巨大な体格を持つ鬼神です。巨大な体格を表現するため俳優の体を頭、上半身、下半身、腕、脚に分けて石膏で型を取り、それを基にシリコン素材の特殊スーツを部位別に制作し部位ごとに特殊スーツを着用してその上にまた特殊メイクをするという方式を使用しました。そして大きな身長を表現するために上半身の撮影と下半身の撮影を分けて行い、上半身撮影の時には約60cmの高さの段を作って俳優がその段の上に登って撮影を進行しました。ただ、全身が全て登場するショットの場合はCGを活用して身長と体格を比率に合わせて大きくする方式で撮影を行いました。頭、上半身、下半身、腕、脚など各部位別にそれぞれ特殊スーツを着用して各特殊スーツの上に改めて特殊メイクをする方式に平均4時間ほどのメイク時間が必要でした。そこへ八尺鬼が着用している焼け焦げた鎧はそれだけで重さが30kgに達し衣装の製作費だけでも1億ウォンを使いました。
ソ・ドヨン俳優は長い撮影期間中重たい特殊扮装と衣装を着けて暑さや寒さに耐えなければなりませんでした。撮影するシーンもやはり難易度が高く撮影に長い時間を要する場面ばかりでした。また後半部過去の戦争シーンや儀式のシーンでは琴線に触れる感情演技を完璧に消化してくれました。その全ての苦難と苦労を厭わず作品とキャラクターのために最善を尽くしてくれたソ・ドヨン俳優には心から感謝申し上げます。
----------
「‘240cm’八尺鬼の鎧は製作費だけで1億…‘CG説’呼んだ‘鬼宮’制作陣が答えた」


(記事の内容は重複するので省略します)
----------
‘보물섬’ 후속 ‘귀궁’ 작가 “첫방 전 악몽 꿨다” 무속자문팀까지 괴롭힌 사연 [EN:인터뷰] - 손에 잡히는 뉴스 눈에 보이는 뉴스 - 뉴스엔
「‘埋もれた心’後続‘鬼宮’作家“初回放送の前は悪夢を見た”巫俗アドバイザーチームを苦しめた理由」
(こちらは作家さんへのインタビュー)
Q.6 ソ・ドヨンさんは5年ぶりに‘鬼宮’で復帰しました。ソ・ドヨンさんを八尺鬼にキャスティングした理由、ソ・ドヨンさんのキャスティングをスタッフにも秘密にした理由が気になります。
大部分の話数で特殊メイクで顔を隠さなければならないのにソ・ドヨン俳優が出演を決めて下さって本当にありがたいと思っています。16部の儀式シーンの重みのある演技が印象深く、監督がソ・ドヨン俳優をキャスティングした理由がわかりました。
----------
作家さんのインタビューでドヨンさんに
言及されてる部分は少ないのですが、
一つ前の質問でこのドラマを書くきっかけ
についてたくさん語られていて、
それが興味深いお話でした。
作家さんは前作「王の顔」の準備段階で
王が宮を捨てて逃げた史実を知り、
きっと宮中に恨みを持った鬼神たちが
いただろうな…と思って作品のアイディアと
暖めていたそう。
その後5年ほど経ってから朝鮮時代宮中に
いたという八尺鬼の伝説について知り、
「鬼宮」最大のヴィラン八尺鬼が誕生したのだとか。
八尺鬼は「国家から謝罪を受けるべき
全ての悲劇的な死」を意味しているそうで、
そのような死は過去にも現在にも存在する、
国家の象徴である王は八尺鬼にやられた
最大の被害者であると同時に
八尺鬼を誕生させた因果をもつ
加害者でもあると考えていらっしゃるそうです。
そう思うと今もどこかに八尺鬼が
いるかもしれません…(・・;)
監督さんがドヨンさんをキャスティングした
理由を聞くと確かにドヨンさんに
ぴったりな役だったと思えます。
それにしても驚いたのは衣装(扮装)制作に
1億ウォンもかかったってこと@@;
30kgの重さは単に重量だけでは
無かったんですね~^^;
ドヨンさん…扮装動画公開するのに
今ちょうど良いタイミングでは?
やっぱり5万目指すのかしら…(・・;)