観てきました


話題の劇場版ウマ娘ですね。名作だったという評価は耳にしていましたがまさにその通りでした。ってワケで映画の興奮が冷めぬうちに感想です。



タキオンもこうおっしゃってますし(苦笑)あ、入場特典の色紙はご覧の通り今作のもう一人の主人公でもあったアグネスタキオンでした。ちょいちょいこっからはネタバレな内容も含むんでまだ観てない、これから観ようって方は御注意ください。
















とりあえずまず始めに……
プリティ投げ棄ててるよね!?ってかタイトル『プリティダービー』から『ビューティダービー』に改名しなさいよ!(爆)


まぁ、ウマ娘に触れた事がある方なら御存知だと思いますがウマ娘は所謂萌えコンテンツの皮を被ったスポコンでしてアニメだとウマ娘が女の子がしちゃいかんような恐ろしい形相になる……良い意味での作画崩壊が多発します。そしてそれは今回の映画でも当然あったのですが……それが真面目な意味で美しいと感じるようになりましてね……スクリーンいっぱいに映る鬼気迫るあの形相に圧倒され美しいと…勿論、そう思わせるに至る展開があったワケで…

今回の主人公、ジャングルポケット……ポッケがご覧の通り荒々しくオレっ娘だったワケですがしっかり好感が持て「本当に」勝って欲しいと思わせる展開になっていました。始めにフジキセキの走りに憧れ、アグネスタキオンというライバルが現れ勝負するも敗れ、いつかリベンジをしようと誓うもタキオンは突然引退し実質勝ち逃げ…気付いたらタキオンの幻影に折られてしまった自分に苦しめられる……しかし、最後に……と、気づいた時には勝ってくれ…!となっていました。それにポッケは確かに荒々しい印象が強いですが見ていると結構女の子なビジュアルなんだなと気付かされます。

因みにゲームだとこんなにプリティな感じに。

で、ライバル枠でありもう一人の主人公でもあったアグネスタキオンですが。やっぱり今回もいつも通りのイカれ具合……いや、いつもよりクレイジーな作画に見えました。同時に今回の映画でいつもより彼女の内側が見えたかなと。研究室での落ち着かない様子のタキオンの足元とか終盤の「まってくれ……!」からの目にハイライトが一瞬入り………普段自分を見せない娘が剥き出しの感情を見せる場面にはやはりくるものがあります。地味に彼女の引退宣言にダスカがコメントしてたのは良い演出だったかと。


と、メイン二人はやはり良かったのですが……

フジさん!(まっ黄色な声)

それ以上にフジキセキに魅せられましたよ。劇中では既に一線を退いていてポッケに夢を託しトレーナーのナベさんと共にポッケのサポートに回って良い先輩していました。それでも充分に良いキャラだったのですが…しかし!ポッケの走りに魅せられ、そのポッケが壁にぶち当たった時、勝負服姿で現れるっていう……あのシーンは目から心の汗が零れそうになりました……もう彼女の勝負服をえっちな服なんて言えないと心底思いましたしあのシーンはフジさんの表情ばかり追っていました。それぐらいあのシーンのフジキセキは美しく、熱くさせてくれました。フジキセキ、良い女だ。軟派な意味ではなく人として惚れ惚れする意味でそう思ったんです(濁りの無い澄んだ目)………………………………………………それはそれとしてフジさんのネクタイになりたいという気持ちがあります(←馬に蹴られてしまえ!)あと前の席の人の入場者特典の色紙がフジキセキ(&ナベさん)で羨ましかったです(爆)しかし俺は推しウマはハヤヒデなんですが今回揺らいだかもしれません。にわかと言われても構わないぐらいフジさんが良い女でして……。そういやそのハヤヒデが台詞無しとはいえ一瞬登場したのは個人的に嬉しい誤算でした。俺じゃなきゃ見逃してたね。


他にも今作のラスボスともいえるテイエムオペラオーはまさに覇王でした。あいついつものネタ臭を消し去ると、こいつには勝て無い…と思わせるラスボスになるんだなと思い知らされました(戦慄)

ちょっとしたところではトプロがちょくちょく出てきたのが嬉しいポイント。まぁ、今回はあくまでポッケ達の物語なんで活躍はありませんがそこはトプロの物語であるRTTTでってことで。あれも良いアニメだったんで未視聴の方は是非。


と、そんな感じでウマ娘初の劇場版となるBEGINNING OF A NEW ERAは間違いなく名作でしたしなんなら周回するのもありかなと思えました。是非あの迫力をスクリーンで味わっていただきたい。

それにやっぱウマ娘の締めはこれだよなってあのラストも映画で観ると格別でしたから…………あ、プリティ要素あった。